意見交換掲示板過去発言No.0000-200310-199
ペットの食事 |
投稿日 2003年10月22日(水)01時48分 チーママ
製品を買う方、手作りする方、それぞれの考え方があるでしょうから ご自分が納得できる方法を採用されればよいと思います。 企業が作ったものも、手作りのものもそれぞれにメリット・デメリットが あるのですから。人間ですら完全な食事はありません。 ましてや主観的な結果が得られないペットの食事ですから(ペットは、これを 食べるようになってから目覚めがスッキリなんて言いません)、与えた結果は あくまでも人間の主観でしか判断できません。 言語道断の不当表示の粗悪品もあるかもしれませんが、手作りの材料だって 完全に無農薬なのか、薬品をまったく使わない肉なのか、それこそご自分で 生産しない限り確証はないのです。 例えご自分で栽培した野菜だって、土壌に含まれる環境ホルモンの問題だって あります。プランターで育てたって、土は購入したものでしょう? こんな事は言ってもキリがありませんね。 血液検査が良好、肝機能が良好だからといって、ペットが幸せかという 問題だってあります。あまりに機能的に管理されて、精神的なことが 見落とされていては何もなりません。 人間の子育てと同じです。栄養表を見ながらいくら考えて食事を作っても、 暖かい家庭環境がなくては良い子は育ちません。 そういえば病院食なんておいしいところって非常に少ないですよね(笑) 予算の関係もあるでしょうが、食事制限がない場合でもたいしておいしくない。 それこそ栄養士さんが計算して献立を立てているのにね。 まずくては食欲も出ますまい(^^;; ちょっと脱線しますが、こんな経験があります。 息子が腎臓で入院しました。当然塩分たんぱく質水分と制限があります。 ところが週に1・2回、おやつにポッキーが出るのです。場合によっては フライドチキンも。もうビックリです。 でも看護婦さんが言いました。 「いつも我慢している子達だから、栄養士さんが塩分やタンパクの量を 工夫して調節して出しているんですよ。子供達にはなによりうれしい のですから」 また息子はよく「ソースはいらないからノリの佃煮にして」とか 「朝はいらないから、夕ごはんにマヨネーズ出して」とか交渉していました。 子供の心を考えた愛情あふれる治療だと思い、心から感謝しました。 ペットたちの健康ってなんでしょう? 栄養ももちろんですが、習性や環境を考えて人間との生活に 上手に溶け込ませることではないでしょうか。 上手に愛情深く飼われているペットは幸せな顔をしています。 その子の健康を考えて食事に気をつけてあげるのはとっても よいことですが、あまりその事に神経質になって振り回されて しまっては、ペットも神経質になったり不安になったりします。 獣医さんに行くと面白い事に気付きます。 飼い主が似るのか、ペットが似るのか、特に犬と飼い主さんは 良くも悪くも似ているのです(^^) あなたのペットは幸せそうな顔をしていますか? おおらかな性格をしていますか?ペットは飼い主の鏡です。 (ちなみに、我が家の鳥もハムもウサギもズボラで散らかし屋さんです) 元気でいてほしいから食事を気にするも良いのですが、 おおらかに愛情を持って、が一番の健康の元のような気がしま すけれどね。 正直言って食事に気をつけても一生の短い子もいるし、大して 気を使わず特売のペットフードを食べていても長生きする子も いるのが事実。その子その子の生まれついての命の長さをもって いるのだと、私は思っています。 ですから出来るだけの事を心がけて、あとはそのことめぐり合えた ご縁を大切に毎日一緒に生きていく事にしています。 絶対してはいけないことは守って、あとはそれなりにで良い様にも 思いますよ。 |
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