獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200311-253

RE;猫の骨折
投稿日 2003年11月22日(土)19時48分 わたらい

こんにちは。

>@創外固定
>A折れた部分だけを取り除き、接続する(少し足が短くなる)
>B骨盤から骨を移植して接続する

これだけの方法が提示されたにもかかわらず、実際には手術を行う事が出来なかった(不適応のケース)というのであれば、仕方がないのではないかと。
断脚についても、おそらく、おかしな場所で切っているというモノではないかと思います。
通常だと、右前足という事ですので、肩のあたりから下か背中にある肩甲骨全体を剥がすように外します。
教科書的には、かなり根本的に外す事になっています。
断端は、余った筋肉でくるみます。一種のクッションですね。
どうしてもソレが嫌な場合は、かなりの部分を残す事ができますが、歩行の際に断端が地面に当たってしまい出血が起きるので嫌われます。
悪化すると肉や骨が出たりもします。
以上のような理由で、先生の手術は飼い主さんのおっしゃるような特殊な手技ではないように思えます。

外副子固定(ギプス)についても、着けたり着けなかったり・・・ケースバイケースだと思います。
ソレがあることをものすごく気にして暴れられる事とかもありますし、傷に異変が起きた時に発見が遅れたりもしますから。

>マタタビで肛門が弛緩して出ていると感じたのですが。。。

コレは飼い主さんの思い過ごし。
痛みのせいではないでしょうか?

こんなでよろしいですか?

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