３月２２日の　るうままさんへ
御相談内容は、るうままさんが飼育されている個体についての内容なので
特定の個体の情況・見通しについて、ネットで言及できることではありま
せん。
レントゲン画像で、糞塊とガスで何も見えないとありましたが、ガスはレ
ントゲンを通過させますので、黒い陰影となります。白い陰影であれば、
その中にある物は、見る事はできませんが、ガスならば中の様子は写って
いるはずです。ガスの部分には何もないということなのでしょう。
しかし、レントゲンに写らない異物もあるわけであって、そちらを想定し
てのことであれば、一旦造影剤を飲ませ、その造影剤が消化管を通過して
しまってから、再度撮影しなくてはなりません。
私が個人的に想像するのに、そこまでの検査をする程のことではないと判
断されてのことではないでしょうか？
消化管を傷つけそうな硬い異物はなさそうだということになるのではない
でしょうか？
そして、もとより、なんらかの異物を他に誤嚥しているという確証にもと
づいた話でも無いように思います。


３月２２日の　ぴぃちゃんへ
関節炎というのは、病名ではありません。症状名ですので、特定の疾病を
意味しているわけではありません。
特定の疾病と結び付けて表現するには、「サルモネラによる関節炎」とか
「マイコプラズマによる関節炎」とかになります。
「ただの関節炎」ということであれば、関節に起きている炎症以外に説明
のしようがありませんし、病原体だけでなく、物理的なことも原因となり
ますので、成書にも記載しようがないと思います。

関節炎てなんでしょうと尋ねられても、「関節炎は関節炎でしょう」とし
か答えようがないのです。
最も基本的な事柄が、記載されておりませんので、一般論としてのレスは
しようがありません。「なぜ」とか「なんの」にかかわる部分は、実際に
診察してみないと分からないことです。その点を再度書き込んでいただく
よりは、診察された先生にお尋ねになる方が早いと思いますが。


３月２３日の　プードルママさんへ
プードルママさんの「歯石ではなく、歯周病でしょうか？」の質問もお二
方と同じで、ネットで答えられるものではないですね。
もっとも、抜歯を勧められていたり、歯肉が歯から離開して下方へ下がっ
てしまっているようですから、歯肉炎もしくは歯周病の範疇に入っている
のではないでしょうか。
抜歯しなくてはならないか否かの程度は、私には分かりようがありません
から、主治医の先生に相談願います。（まあ、抜歯を勧められているわけ
なのですが）
重度であれば、抜くことによって食事の際の痛みや不快感がなくなるので
すから、食生活の改善が望めますし、心臓弁膜の血栓形成にも予防効果が
あるかもしれません。口臭も減るでしょう。
それが、メリットだと思います。デメリットは、抜歯に伴う多少の出血で
しょうが、今のままにしておくデメリットの方が大きいはずです。
リスクは、麻酔のリスクということなると思いますが、健康な犬であれば
リスクと呼べる程度のものではないでしょう。
特異体質や重度の心疾患があれば話しは別で、それなりに慎重に検討され
なくてはなりませんが、こちらについては、ネットのあっちとこっちでは
判断しようがありません。