意見交換掲示板過去発言No.0000-200412-168
taniryuujiさんへ |
投稿日 2004年12月19日(日)01時34分 投稿者 パールちゃん
まっすぐ歩けず左右どちらかによれていくのは老化の典型的な状態です。 これまでは平気だった寒さが老いてきた身にはきついのではないでしょうか。 冷えによる血のめぐりの悪さが足腰のマヒを招きますから、 できることなら屋外から屋内に生活の場を移してあげるほうがいいと思います。 暖房のある部屋ではなくても、せめて玄関内や雪除け室・風除け室の中にでも。 寝床は暖かくしてあげてください。 でも、布団や敷物などでふかふかにしすぎると足を取られて転ぶ可能性があります。 人間用に低反発素材のマットレスなどが流行していますが、 寝床をそういうものにしてあげると犬も寝ていて楽だと思います。 そして、今の食欲をできるだけ維持してあげてください。 消化機能が少しずつ衰えてきますから、1日1回の食餌はできれば2回3回に分けてあげるといいと思います。 目や耳や鼻の能力も落ちてきます。 見えにくい・聞こえにくいことにより犬は不安を感じます。 大好きな人の匂いのついた古着などを寝床に置いてあげると不安を和らげることができます。 距離は短くてもいいので散歩の習慣はなるべく続けてください。 たとえ50メートルでも、家から外に出ることが気晴らしになりますし、 排泄をうながすきっかけになって排便排尿のリズムを整えることにつながります。 好きなものを食べて、暖かいところで安心してゆっくり眠る、 それが犬の老後の日々です。 これまで外にいた犬は家の中に入れられるのを嫌がるかもしれませんが、 少しずつ慣らしてこの雪の季節を乗り切ってください。 15年間元気に生きてきたということはとても心臓の強い犬なのでしょうね。 そういう犬はまず足腰を弱らせないことが第一ですから、 寒さを防ぐ、少しずつでも運動を続ける、この2つが大切だと思います。 あと、雪の中を歩いて帰ってきたときは、乾いたタオルでよく体を拭いてあげてくださいね。 |
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