意見交換掲示板過去発言No.0000-200501-169
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投稿日 2005年1月22日(土)11時42分 投稿者 プロキオン
1月20日の チャコさんへ ジステンパーは、犬にとってはひじょうに有名な病気であって、それは その致命率が高いことに由来しています。 「消化器型」「呼吸器型」「神経型」というようにいろいろなタイプで 分けられていますが、つまるところはウイルスによる全身の粘膜に炎症 を引き起こします。このために重篤となりがちであって、かつては一旦 罹患したら、まず助からないとされていたくらいです。 それでもワクチンの普及もあって「強毒株ウイルス」が減少して、流行 も小規模化したり、救命率もあがるようになってきました。 今でも犬にとっては恐ろしい病気であることには違いありませんが、診 断がすでについているのなら、できるかぎりの治療はしていただいてい るように想像します。 有名な病気であるだけにどの飼育書にも解説が掲載されていますので、 詳細は省きますが、一旦治癒したように見えても、3ヶ月とか6ヶ月と か経過してから、神経症状を発して倒れることがありますので、そちら にも注意が必要です。 これが、この病気の真に恐いところです。 1月21日の ぷにさんへ 嘔吐した胃液に血液が混じっているようであれば、やはり胃粘膜からの 出血があるものと思われ、それだけ胃が荒れているのでしょう。 ただ、問題なのは治療後も嘔吐が止まっていないのですよね。 これは、ちょっと困った問題で、ワクチン接種はされてありますでしょう うか? 発熱しているというような可能性はありませんでしょうか? 元気食欲はありますか? 感染症の方もちょっと心配です。 ヘアーゴムについては、レントゲンでは写りませんので、経過が落ち着い てから確認された方がよろしいと思います。 1月21日の みゆさんへ 8歳の柴犬ですが、眼球に傷はないとのことですが、結膜も異常がない ということですか? 涙や眼脂が見られるのであれば、結膜には炎症がありそうに思えますが その点はどのように説明されているのでしょうか? 目から鼻へ涙を排 出する管が詰まっているということはありませんか? 眼球に傷がないからアレルギーというには、考え方に飛躍がありすぎる ように感じます。ひとつひとつ検証していくことが大切です。 猫の肛門からの出血も、その血液性状や出血の部位を考えなくてはなり ません。こちらもただちに「痔」という特定のものに結び付けるのは早 計です。猫についてもキチンとした診察が必要でしょう。 なお、猫にはいわゆる「生理」と称する発情に伴う出血現象はありませ ん。陰部よりの出血は異常なことと考えてください。 |
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