意見交換掲示板過去発言No.0000-200503-111
マルチレス |
投稿日 2005年3月14日(月)16時08分 投稿者 プロキオン
3月13日の poronさんへ お話の前提として、水晶体が白く濁ってしまっているのか、角膜が白く なっているのかを確認する必要がありそうです。 白内障ということでお話するとすれば、手術適応の白内障もありますし、 手術不適応の白内障もあります。 第一段階としては、白内障であるのか、角膜炎・角膜浮腫等であるのか の確定がまずあります。 そして、次に手術適応の白内障であるかどうかの診断。 年齢と麻酔とのかかわりは、さらにその後の判断です。 手術できる病院の紹介は、原則として掲示板では病院名をあげることは できません。メールアドレスを記載しての、個別のやりとりをお願いす ることになります。 費用については、病院ごとに異なりますので、当該病院でお尋ねするし かないでしょう。入院期間もやはりそちらでお尋ねした方がよろしいで しょう。 眼圧の事前の調整が必要な事が多いので、その分入院期間が長くなるの が一般的ですが、自宅で可能であれば、それだけ短くすることもできる でしょう。 痴呆症のテスト項目では、大きくは5項目くらいでしょうし、U先生の 診断基準では、10の項目をそれぞれさらに5項目に分類して、50項 目としています。 しかし、実際にはかなり特異的な状態が見られる事が多いので、2つく らいのもの確認できただけで、相当に疑えるということはあります。 3月13日の なおさんへ お尻のまわりが、赤く汚れていたのであれば、雄雌を再確認する必要が ありそうですね。 まちがいなく雄であれば、どこかに外傷を負っていることを心配しなく てはなりませんし、雌であれば、生殖器系の疾患をまず疑ってみる必要 があるでしょう。 # 3か月齢であれば、生殖器疾患としては早すぎる気もしないではあ りませんが、重篤な疾病なので、まずはこちらから…。 いずれにしても、出血している部位を確認することが、まず第一と考え ます。病院へも可能な限り早く行かれた方がよろしいでしょう。 3月13日の なつさんへ 御相談内容は、ちょっと一口では申せません。 まず、当該犬を診察する必要があります。この診察には、ボディコンデ ィションスコアもありますし、寄生虫の感染の有無、消化器機能も調べ てみる必要があります。 食べているのに痩せている子というのも たしかにいるのですが、しだ いに改善していく個体もあり、避妊去勢手術で急速に太っていく個体も ありです。また、子犬の頃の不適切な飼育で2年くらいかかって、本来 の体型になるものもおります。 原因の如何によりますが、病的なものでないのであれば、あまり気にさ れなくてもよいように思います。 ドッグフードの1日の給与量は必ず記載されているはずですし、餌によ ってカロリーや蛋白量を計算して給与量を算出してあるのですから、ま ずは、そこの確認からです。 3月13日の pamumamaさんへ ただいま、里親お試し期間中ですか。御苦労様でした。 漢詩に「つばめの詩」というのがあるのですが、御存知でしょうか? 1人で空を自由に飛ぶ事ができるようになった子供の燕達が、親燕のこ とをまるで忘れてしまったかのように飛び去ってしまい、そのことを親 燕が悲しんで嘆いているものです。 詩の最後では、親燕に、お前達もよく思い出してごらん。自由に飛び回 れる様になった日のことを。お前達の両親も同じように泣いていたのだ よ。と結んでいます。 子供達が親の力を必要としないで、自立できるようになったのであれば 親は、それを見送るしかないでしょう。 「情」は情として理解できますが、子が幸せになるのであれば、親は自 分の奥歯でも噛み締めているしかないんじゃないでしょうか? 3月13日の パクさんへ 田口先生から、すでにレスがついていますが、私のところでも、ちょう ど飼猫に発生したばかりですので。 耳血腫の成因については、田口先生のお話のとおりです。 耳介軟骨の破壊が軽度で治まっていれば、たるんでしまった皮膚を縫い 縮めるということはできると思います。 ただ、普通、軟骨の変形が、軽重はあっても、存在すると思うのです。 軟骨が変形してしまっていれば、その上の皮膚をどのように整形しても 、肉眼的には変形が視認できてしまうのではないでしょか。 要は、その変形の程度がどの程度で、容認できる程度のものであるかと いうことなのだと思います。 # 軟骨自身にメスをいれるのは、得策ではないように思います。 私のところでは、インターフェロンがあまり効果があったことがないの で、ステロイド剤とメス切開の併用でした。 結果としては、後ろから見たのであれば、まず良しとするところです。 前から見ますと、耳介の皺が増えたような感じです。触ると肥厚してし まっています。1m離れるとあまり気になりません。2m離れると、ま ずそれとは分かりません。 「この皺、余計だから切ってしまおうか?」と聞いてみると、「スコテ ィッシュホールドにならなかっただけましなんだから、余計なことをし て、これ以上酷くしないで」と家人から返ってきました。 * インターフェロンの使用については、かなり広く流布していること であって、この使用がおかしいという意味ではありません。 私のところでは、あまり効果がなかったということにすぎませんし、 まして、私は猫の耳血腫にしか使用したことがありませんので。 3月14日の みほさんへ 私は、色彩のことはあまり考えたことがないので、お書き込みになられ た質問には、答えることができません。 3月14日の いなさんへ くしゃみ、鼻水については、「風邪」も「花粉症」もどちらも想定でき ると思います。 事前にワクチン接種がしてあれば、もうすこし判断が楽なのですが、文 面からでは判断できかねます。病院で診察してもらって下さい。 |
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