獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200503-97

プロキオン先生、田口先生、本当にありがとうございました
投稿日 2005年3月12日(土)23時50分 投稿者 HK

プロキオン先生、田口先生、お忙しい中、早速ご回答下さり本当にありがとうございました。
コメントを読ませて頂いて、親身のご返答の暖かさに、少し気持ちが落ち着ました。
昨日までの経過を踏まえ、本日、主治医の先生と今後の治療について話し合って参りました。
以下がその内容となります。

・今回の緊急入院に至る原因は、胆嚢が胆泥で詰まって機能しなくなった為、
胆汁が肝臓へ逆流し、肝臓に炎症が起こり、その痛みにより震えや発熱、嘔吐が起こったと考えられる。

・今までのエコーや血液検査から、病名としては「胆管肝炎」の疑いがある。

・今後の方針としては、可能なら早期に胆嚢を切除。その上で、肝機能不全の原因を突き止める為、
併せて細胞診検査も行う事が望ましい。

・ただ、極めて重大な問題点として、肝機能が弱まってる為、手術の場合、全身麻酔に耐えられるかどうか、
また、執刀時、万一多量出血した場合、止血可能かどうかが大変懸念される。

・手術に関しては、相当な経験と技術が必要の為、主治医(院長先生です)ですら未経験の為、
来週半ばに、東京武蔵境にある大学病院の軟性外科にて、まず精密検診を受け、
もし手術が可能と判断されれば、執刀は大学病院にて行うよう手配したとの事。

・退院後に確認された腹水に関しては、吸引液体生検を行っているので、今の段階では原因究明には至らぬとの事。

以上となります。今出来る事は、来週、大学病院にて詳しく調べて頂き、
可能なら胆嚢切除の手術を受けてみようと思っております。
胆嚢の状態に関しては、全体に黒っぽい印象で、中心が白い感じでした。
しかし、現状では、やはり手術は無理なのでしょうか?腹水も本当に気になって仕方ありません。
入院前には確認されなかった腹水が、退院後に確認されるなんて、相当のショックです。
入院中の投薬や点滴の副作用的要素という可能性はないのでしょうか?
本当は、主治医にこの辺の因果関係を詳しく伺いたかったのですが、
気を悪くされては申し訳ないと思い、言い出せませんでした。

腹水が溜まる事は、いよいよ重大局面を迎えたと理解して間違いないのでしょうか?

ちなみに本日の我が子は、危機的状況を迎えているとは思えない程、通常の生活をしています。
食欲も旺盛、ただ食後、震えが起こりますが、投薬のせいか数分もすれば治まります
今日もこちら東京は大変暖かった為、気分転換を兼ねて外へ連れ出し、軽い散歩をした程です。
今も、おもちゃを取り出し、遊べ遊べの催促に応じていました。

先生、お忙しい中、本当に申し訳ございませんが、もう一度、腹水と今後に関して、ご見解をお聞かせ下さい。
どうか、心よりお願い申し上げます。

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