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意見交換掲示板過去発言No.0000-200509-34

RE、猫の瞳孔がひらっきぱなし。
投稿日 2005年9月5日(月)19時51分 投稿者 田口正行

まず、緑内障での視力喪失では瞳孔径は完全な散瞳ではなく、中程度の散瞳になります。

僕が気になるのは、この子が癲癇もちだったということです。
例えば視神経の付け根などにしこりが出来ていても視力は失われます。
脳の腫瘍での臨床症状の一つには痙攣発作がありますので、癲癇発作がある程度の年齢になって始まっているのでしたら、鑑別が必要な疾患だと思われます。

もしも網膜や視神経などの障害による視覚喪失であれば、瞳孔径は完全に散瞳してしまっていますので、確認できると思われます。
その場合の診断には、脳の病変を疑うのであればMRIによる検査が有用ですが、府立大学などへ紹介検査が可能だと思います。
また網膜であればERG検査で、吹田市に眼科診療をしている獣医師がいます。
網膜に問題が無いのであれば、視神経、視交差、外側膝状体の検査はやはりMRIになると思われます。
また瞳孔の光に対する反射は正常で、けれども見えてい無いようなときには、VEP検査になりますが、これはおそらく大学病院などで、生理学教室または神経疾患を見ている教室では行えます(岐阜大学の生理学教室では出来るかもしれません、、、、)。

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