意見交換掲示板過去発言No.0000-200604-112
すみません・・・補足だけ |
投稿日 2006年4月14日(金)02時09分 投稿者 v
すみません、ひとつだけ教えていただきたいのですが、 「ケタミンを使わないとなると・・・ 筋肉注射できる比較的強い鎮静剤で拮抗剤のある薬を使うと思います。 ただ、それは比較的危険な麻酔法だと思います。」から、どうして 「拮抗薬のある鎮静剤は危険」となるのでしょう・・・これがどうしても 未熟な自分には理解できなかったので先のご投稿にお返事ができませんでした。 また、商品名を出さなかったのは確かここのルールかと思ってのことです。 また、一般のひとにはある薬に拮抗剤があるかどうかなんて わからないと思うのですが・・また、 拮抗剤があるということから薬を特定することはできないと思うのですが。 また、それなりに知識がある方であれば拮抗剤があるということは、 安心すなわち安全と思うと思います。それでも、 私はその薬とケタミンをそれぞれ適量で 組み合わせた方が一般論としてより安全(比較して安全)な麻酔が できるかと思っています(実際にはもう1種類、薬を併用していますが)。 一応、ご指摘があったので一般飼い主さんへ補足説明させていただくと、 筋肉注射できる比較的強い鎮静剤で拮抗剤のある薬があるのですが、 この薬は比較的循環抑制が強い(簡単にいえば心臓への負担が大きい)薬です。 ただ、それなりの大きさのある動物で健康な子であればあまり問題はないとは思います (もちろん、なんでもそうですが使用量によって変わってきます)。そして、なにより その薬の一番の利点は拮抗剤(作用を消す薬)があるということです。ですから、 処置・手術などが終わったらすぐ覚醒(目を覚ます、元通りにする)させたい というときにはいい薬といえるのかとは思うのですが、私としては穏やかな覚醒もまた、 大事だと思っています・・・でもやはりケースバイケースかと思いますが。なお、 この薬単独(中〜高用量)での強い鎮静は小さい子には不向きです。 小さい子の徐脈(少ない脈)は非常に危険です・・・ といっても高い確率で死ぬということではありません(たぶん)。 もちろん、ケタミンにも使ってはいけないケースというのはあります。 あと、ほかにわからないというご意見があったので・・ 「ケタミンの麻薬指定 獣医師として私は賛成です。」というのは、 確かそのあとにあったと思うのですが、それにより より多くの動物がいわゆる麻薬(鎮痛剤)の恩恵を受けることになると思うからです、 また薬剤の管理強化にも賛成です(だからといって麻薬指定だけがその方法では ないと思います)。 そして、私が(一般の立場から)反対・危惧しているのは、 ケタミンの麻薬指定によって、 まず単純に麻薬取り扱い施設が急増することです・・これについても私としては それなりにその理由を述べてきたと思っています(あえて、引用はしませんが)。 なお、面倒なことになるからという理由で反対などしてはいけないと私は思います。 そして、 「獣医師が自らすすんで麻薬の安易な使用をすることはないと信じています」 というのは、あくまでもそう信じている・信じたいということです。ただ、そう信じても現実は・・・どうなるかわからない、 そのことについても表現を変えて述べたつもりでいます。また、 獣医師がすすんで・・・ということでなくても、 よからぬ人たちに目をつけられたら・・・と書いたようにも思います。ちなみに、 当方みたいな小規模でやってるところは その筋の方に目をつけられたらひとたまりもないと思っています (だったら、麻薬を扱うなといわれそうですが、 それ以上にケタミンは私にとって必要な薬ですし、自然な流れ?で そのうちほかの薬も使うようになると思います。)繰り返しになりますが、 今までは、麻薬を使っていた動物病院は極わずか・少数派だったと思います。でも、 これからは、動物病院で麻薬は当たり前となるように思います。 前にもかきましたがこの前提がおかしければ、今までの意見は無意味なものとなります。 「麻薬指定になって取り扱いが煩雑になったが 資格をとって法律にしたがって使用していこう」というのが おおかたの意見・・・私もそう思います。ただ、 これまた違う表現で述べたと思うのですが、 もし、一部でもおかしなことをするものがあらわれたり、不運にも、よからぬ人たちに 目をつけられたものがいたら・・たとえそれが極少数であっても全体の評価につながる、 そして万が一にも、麻薬が流れ出たらその被害にあうのは・・・ 誰かわからないと思います、 それで、この問題は一般の人にも関係あると書きました。 ご理解していただけたでしょうか? またまた繰り返しになりますが、 告示され決まってしまった以上、万が一のことがないようにするためにすべきことが あるように思います、なにか考えてもいいように思います。 ほんと、このまま無策のまま麻薬取り扱い施設が急増しても まったく心配ないと思われるのでしょうか?(実際、どれほど増えるのか、そして どうなるのかわかりませんが) またまた繰り返しになりますが、 ぜんぜん心配ない・問題ないとみなさんがそう思われるならそれでいいと思います。 最後に 麻薬を使う動物診療施設が増えることは決して悪いことではないと思います。 ただ、今回のようにその現場のことを一切考慮しないような形で、 そうさせるのはよくないことだと思っています・・一応、 厚労省には動物診療施設におけるケタミンの役割・重要性を調べたのか? そして自国の(小)動物診療施設の実情をしらべたのか?と、 質問はしておきました(もちろん?無回答でしたが)。ということで、 厚労省も大丈夫・まったく問題ないと思っての決定だと思うので、 一連の私の発言はすべて杞憂・ただのうわごとなのかもしれません・・・ そうあって欲しいです。 これで本当に終わりにします。
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