意見交換掲示板過去発言No.0000-200604-114
「公開の場」ということ |
投稿日 2006年4月14日(金)06時09分 投稿者 Big 1
様々な人が閲覧可能な場であれば、それにふさわしい表現、誤解の生じることのない書き方をして欲しいと書いただけです。 >「拮抗薬のある鎮静剤は危険」となるのでしょう・・・これがどうしても >未熟な自分には理解できなかったので 「誤解する人もいる」と申し上げたのです。「言葉足らず」ということです。ここは公開の場であり、獣医師だけのコミュニティーではないのですよ。商品名が書かれているかどうかは無関係です。事実、あとからいろいろと補足する羽目になっているでしょう。 それが理解できないということであれば、何を忠告しても無駄であると私は理解しました。 >これで本当に終わりにします。 そうしてください。 一般の飼い主さん方に申し上げます。 たしかに、使い慣れた麻酔剤のひとつである「ケタミン」が麻薬指定されるという情報がもたらされたときには、いろいろな不安、不満の声が業界内に広がりました。 とくに心配されたのは、動物薬メーカーが「動物用」のケタミン製造の中止を検討しているという情報がもたらされ、供給そのものが無くなってしまう可能性でした。すでに書かれていますが、「ケタミン」は動物医療にとってはたいへんに有用な麻酔剤の一つだからです。これが実質的に使用不可能になってしまうのではないか、そういう不安があったからです。現在は供給に関する問題は、(やや不便になるかもしれませんが)大丈夫であるとアナウンスメントされ、ほっとしているところです。 麻薬指定により、取扱が煩雑になるのはありがたいことではないのですが、社会的影響を考えれば、獣医師だけが特別扱いを要求することはできないと考えています。むしろ、これを機会に、獣医師が関与した不適切な流通がなくなることを歓迎する声もあります。 残念ながら、危険性が0%という、絶対に安全な安全な麻酔というものはありません。ですが、症例ごとに適切な麻酔剤の選択、モニタリング装置の導入など、安全への努力をしてきています。実際に、一昔前に比べるとずいぶんと安全なものになってきています。 ですから、むやみに麻酔を怖れる必要はない、ということを理解してほしいと思います。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |