彩さんへ
＞大体、手術の傷というのは、何センチくらい違うのでしょうか？
卵巣のみですと術者の指が入る大きさで、卵巣を引き出して取り去る事が出来る大きさ位ですから術者の指の太さにも寄るでしょうが二センチ前後でしょうか。
子宮を取る場合、子宮を残す部分を出来るだけ少なくしたいので、それを取り出し、止血を完全に出来る状態で取り除くためその子の大きさや、子宮の健全かどうかなどの状態にもよりますが五センチ前後くらいでしょうか。これも先生によりますから一概には言えませんが。
手術の内容をかなり良く知っている方でしたら術後家に帰す事もありますが、その子の安全を確実にするためには野良であっても安全と判るまで帰しません。費用を取る取らないの問題ではなく、病気でもない手術の為に事故は防ぎたいからで、野良でも同じ扱いをしますが費用は負わせません（あくまでも個々で違う事でしょうが、私の場合ではです）。
子宮を取る事はお勧めします。万が一何らかの原因でその部分が病気になったらもう一度手術をしないといけなくなります。一度手術した部分はどうしても周りの組織との癒着があり、次回の手術はやりにくくなります。そのためにもどうせ一度あけるなら一回で済ませてあげた方がその子の為にも負担が少ないように思えます。

＞何か卵巣が復活することがある…みたいなことも書いてあったのですが。そんなことがあるんだ
卵巣は一度完全に取れば、復活する事はありません。取りそびれてしまったらそれが作用して発情を起こす事はあります。その技術はそんなに難しい事ではありません。卵巣膿腫や癌などの病気の場合、取り残したでは済みませんからね、必要な技術だと思いますよ。
マーその時には子宮があれば一緒に取るでしょうけどね。


＞これから長く付き合っていくであろうお医者さんなので、よく話し合って決めたいと思っているのですが
じっくりと話し合って長いお付き合いが出来るようにしてくださいね。
獣医師を育てるのも飼い主さんなのですからね。