初回発情前に避妊手術を致しますと本当に
悪性乳腺腫瘍の発症はゼロに近くなるのでしょうか？
...臨床家には答えずらいご質問かと思います。
臨床家としては単にそういわれているとかしか
言えないと思います...これは御質問の主旨とはずれているものと思います。
ただ、初回発情前に避妊手術した犬で悪性乳腺腫瘍が発症した例はあるか？
そういう経験はあるか？という質問には
それぞれの臨床家は答えられることだと思いますし、
御質問の主旨（目的）にあった回答となると思います。ちなみに、
当方では記録にあるなかでは無です。
また、未避妊の場合の（悪性）乳腺腫瘍発症率についても
自分で得たデーターをもっている臨床家は少ないように思います。
まず、母集団の数がよくわからない...
避妊率というのが不明（地域等によって差があるかも。）

ところで、今回のご質問の主旨（目的）というのはどういうものでしょうか？
統計結果というのはデータの取り方などによっていろいろかわってきます。
また、結果の評価もひとによってかわってくることもあります...
同じ結果をみてどうするかどう判断するかはひとによって違ってくるということです。

ちなみに、
初回発情前に避妊手術を致しますと本当に悪性乳腺腫瘍の発症はゼロに近くなる..として
そうならば健康のために初回発情前に避妊手術をということになるのかもしれませんが、
その場合，手術のリスクについても考慮すべきのようにもおもいます。
そこで、手術のリスクについての評価・結果はこれまたそれぞれの
獣医師によって変わってくることかと思います。ちなみに、
当方としては手術のメリット・デメリットを天秤にかけた場合、
メリットの方が大きいとしています。（では，具体的な比率・数字は？と
尋ねられてもいち臨床家としてやはり正確な具体的な数字で答えることは
できません...すみません）