獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-193

Re:猫の乳がん
投稿日 2007年2月23日(金)10時38分 投稿者 mie

プロキオン先生 獣医学には統一された教科書がないというご説明は衝撃的でした。しかし、私の疑問は完全に払拭できました。研修先の病院で実際に学ぶことが頭の中の教科書大成の一助になる。「主治医の先生は時々テレビ報道もされる有名動物病院で5年修行した。その経験だといいました。」この意味がやっと分かりました。その時のその先生の研修の成果が「猫乳がんは検査も手術もしないという知識知見を構築した」ということだったのですね。てけてけ先生が言われたインターネット検索も書籍も大学の飼い主向けセミナー(質問もしました)も、昨年7月から一日数時間かけて調べたりしています。来週も飼い主向けセミナーに行きます。また、日本獣医がん研究会の資格認定試験に合格された10名ほどの先生にも手紙や電話でお尋ねしました。しかし、獣医学の答はいくつもある何とも不可思議なものかということ以外何も理解できませんでした。みんな違うからです。研修された病院や読まれた文献等がみな違うからなのですね。サイエンスでありながらサイエンスではないという印象は、まさに獣医学はよちよち歩きの学問であるいうことなのですね。しかし、アメリカでは大学で8年学び、それぞれ獣医師が専門分野のエキスパートになり、そして、サイエンスとして確立された部分については標準獣医療として診断や治療として機能している。この違いは動物の命への慈しみの違いなのですね。ちょっとアメリカへ行って勉強すれば良いのではないかと思います。企業なら、社命でアメリカへ行き直ぐに修得してきます。一般の方々(素人)が入り乱れてインターネット上でわいわい獣医学を語り合うことなどが無いよう日本の獣医学の飛躍的発展を希望してやみません。プロキオン先生本当に有り難うございました。私の愛しい猫mieの誤診は未発達な日本の獣医学に原因があった訳ですね。てけてけ先生どうも有り難うございました。

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