意見交換掲示板過去発言No.0000-200708-157
Re:Re:脳障害を持つ猫の鼠径ヘルニアの治療 |
投稿日 2007年8月27日(月)12時09分 投稿者 プロキオン
猫にとって、拳大の大きさの鼠径ヘルニアであれば、これはできるのであれば処置しておいた方がよいように思います。 筋肉がないという説明は、おそらくヘルニアを縫合によって閉鎖しても、すぐに縫合部のとなりの筋肉が裂けてしまって開いて再発しそうだという意味なのではないかと思います。それと、もう1点として、神経障害をもっている患者であるために麻酔をかけたはよいが、正常な意識レベルに無事に復帰してくれるのか不安があるということを懸念されているようにも想像しています。 ヘルニアを閉鎖するだけの余地が無いという場合でも、外部からの材料をもって閉鎖するということは可能のように考えます。私も、ヘルニア輪が大きすぎてという場合は、外部からパッチをあてがって閉鎖するということは実施したことがあります。 問題は後者の方でしょうね、こればっかりは、やってみないとわからないように思います。 拳大という大きさですから、ヘルニア嚢の内容に何があるのか気にかかりますし、膀胱や消化管が入ってしまってもよいとも考えられません。 できれば、手術しておいた方がよいのでしょうが、どうも実際のところが手術をお勧めしてよいのか悪いのかまでが、分かりかねます。
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