意見交換掲示板過去発言No.0000-200709-146
Re:Re:Re:診断とお薬について |
投稿日 2007年9月21日(金)09時55分 投稿者 プロキオン
病気の症状というのは、どの臓器・組織がやられるということがあって、それに付随して目に見える形となってきます。 この時に潜在している他の要因もあれば、表に出る症状にも別に加わってくるものがあったり、現れるであろうものを覆い隠してしまうこともあります。私たちが臨床の現場で遭遇することになる病気は、大抵の場合がなにかしらの他の要因を抱えていることが多いのです。そのため、教科書に記載されているような典型的な症例の方が少ないのではないかと思います。 「変だな、おかしいな」と感じながらも、治療にはよく反応してくれる症例もあれば、「この病気で間違いがないはず」と思っているのに、治療にてこずることもあります。 そんなことがよくありますので、診断にしても治療にしても、「絶対にこれだ」とか「○○ということはありえない」とか断定的な言い回しは、控えるようになるものです。 謙虚とは別にして、たとえ同じ病気であっても、まだ自分が遭遇していない病態があるかもしれませんので。 mai さんが投稿なさっている「病名不明」などを拝読すると とくにその感が強くなります。
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