意見交換掲示板過去発言No.0000-200710-75
Re:Re:Re:猫の血液検査について |
投稿日 2007年10月11日(木)15時55分 投稿者 けりーずはうす
すみません。お返事が遅れてしまいました。 CPKについてですが、わかりやすくいいますと、この値は筋肉の障害状況を示唆するものです。 ですから、高値を示した場合交通事故や打撲など筋肉にダメージを起こす原因がない場合は1週間後に再度検査を行い 継続的に筋肉の炎症があるのかを探ります。 病的な筋肉の炎症はトキソプラズマ、免疫介在性疾患、内分泌疾患や栄養性疾患などから起こります。 CPKが高くなった理由は、想像でしかありませんが気になるようでしたら落ち着いた頃に再検査を受けてみるのがいいでしょう。 さて、全体の血液検査の結果から腎臓の指標のBUN(尿素窒素)は高く,CRE(クレアチニン)は正常ですから 脱水によりBUNが上昇したと考えられます。 またTPが8.2というのは高く、脱水があったということです。 HCT(ヘマトクリット)は貧血の値なのですがこれは正常範囲ですね。 慢性腎不全であれば、貧血を起こしてきますのでこれが正常であることも慢性腎不全ではないという目安です。 では、なぜ呼吸が荒く、嘔吐症状を示したかということになりますが、これははっきりとはわかりません。 しかし、Kの値が2.9と低いのは呼吸速拍につながる場合があります。 ただ、Kが低くなった理由は私は頻回の嘔吐症状から起こったとも受け取れると考えられます。 確かに、肝臓の値は少々高いようですが、それがこの頻回の嘔吐を誘発したのかは今後の様子を見ていく必要があると思います。 つまり、はっきりとは分からないということなのです。 こういったことは時々遭遇します。 一度の嘔吐が次の嘔吐を誘発し、それが結局脱水症状を起こしますのでさらに嘔吐が続きます。 ですが、一過性のものであって、さまざまな血液の異常な状態を正常に戻すと、ケロッと元気になるのです。 その後、繰り返しこの症状になることはないのです。 猫さんも15歳ということですから、季節の変わり目の体調不良が引き起こしたことかもしれません。 それでも近いうちにこれらの症状を繰り返すのであれば、しっかりとした原因究明が必要かもしれません。 いずれにしても、肝臓の治療で病院に度々行くことになるわけですから、主治医の先生とよくご相談になり治療方針を決めて行かれるのがいいでしょう。
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