意見交換掲示板過去発言No.0000-200711-43
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投稿日 2007年11月13日(火)18時49分 投稿者 プロキオン
>老婆心さんへ 「同業の獣医師の方が「カロリー高い」とおっしゃるのがちょっと痛快でした。 本当のところはどうなのかといつも思っています。」 いえいえ、これは私だけの意見ではなく、ある小鳥の診療をされている先生の意見でもあります。その先生も卵詰りの多発に心をいためておられるようで、そのような意見を獣医師関連の雑誌に執筆されていました。診療の方でも獣医師に教える立場におられる先生ですから、その意見を耳にされている獣医師も多いと思います。 では、なぜそのような意見が伝わらないのかの方に問題があると思います。こちらは言い出したら簡単には終わりそうも無いのですが…。 以前もメガバクテリアの病原性について言及したら、「そのような意見を堂々と発言してくれて我が意を得たり」という先生もこの意見交換に登場されていましたよ。 私も子供の頃から小鳥を飼育していましたが、卵詰りをさせたことはなかったです。だいたい50〜60羽くらいは、いつもいましたから、上げ膳据え膳という飼育はできません。それに文鳥もたくさんいましたが、「荒子」と「地子」との体型の違いは、理解していたつもりです。本来の体型というのは、こういうものなのだろうくらいは、中学生くらいになっていれば、理解できます。 豚も牛も鶏も、繁殖用の種畜は決して太っていません。それだけ事故が多いからです。繁殖させるつもりなら、太らせたりはしません。不断給餌は肉畜にしかやらないものです。 日照時間(室内飼育で照明がながくなりがち)が長くなっていて、栄養が豊富であれば、発情するのは当たり前のことです。私的には、栄養のバランスが良くないことを「栄養不足」と表現することに異議ありなのです。カロリーはあまっているのではないか、その状態を「栄養不足」と表現されるのは事故のもとにしかなりません。 レース鳩だって、日ごろから餌の調整には気を使うのが普通ですし、レースが近くなれば体力と肥満を天秤にかけることになります。実際に空を飛ぶ鳩でさえ、餌には気を使います。ケージの中やせいぜい室内しか飛ぶことのない飼鳥達であれば、病気でもないかぎり消費できるエネルギーは高が知れています。 栄養をとらせるなと言っているのではありません、余計なエネルギーは必要ないと言っているだけなのです。むしろ、それが自然なことであって、小鳥達にとっても本来の姿なのではないのでしょうか。
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