意見交換掲示板過去発言No.0000-200804-35
Re:フィラリア予防薬について。 |
投稿日 2008年4月13日(日)04時03分 投稿者 パールちゃん
参考までに蚊の活動温度を。14度以下だとじっとしている、または死ぬ。14度以上になると飛び回り、場合によっては吸血する、18度以上になると産卵適温期に入り、活発に吸血する。 地域によりますが、秋口に肌寒くなってすぐに暖房を使い出すと室内で蚊は生き延びて冬に入っても吸血します。うちは本州の真ん中の太平洋側ですが、昨年末はクリスマス頃まで室内で蚊が飛んでいて吸血していました。電化製品の裏側などほっこりとあたたかいところでしぶとく生きているようです。当然その頃には屋外で蚊は生きていません。 それを考えると、屋外飼育より室内飼育の犬のほうが長期間にわたって蚊に刺される機会があるといえますので、確実なフィラリア予防として室内飼育の我が家は翌1月まで投薬しています。そして今年は3月末からもう蚊に刺されていますので、今月末から投薬開始です。この10年、投薬は1ヶ月早く始めるようになり、終わりも1ヶ月延びました。確実に暖冬化しています。 住んでいる地域の気温によって、また飼育環境の温度によって、検査の必要性や投薬期間はまちまちです。一般的に書かれている○月から○月まで投薬しなさいを鵜呑みにせず、「○の数字」には住んでいる地域と飼育環境を考慮した数字を当てはめなければなりません。極端にいうと、お隣の屋外飼育の犬と室内飼育の我が家とでは投薬開始月・投薬終了月が違います。お薬代2か月分の差は大きい(>_<) でもフィラリアで苦しむことを思えばケチるわけにはいきません。
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