意見交換掲示板過去発言No.0000-200804-54
Re:オカメインコの病院での検査について |
投稿日 2008年4月17日(木)16時43分 投稿者 プロキオン
小鳥の診療の場合は、むずかしいところがありまして、診察しようとして捕まえただけでそのまま死んでしまうことがあります。 当然、それだけ具合が悪いということなのですが、それを飼い主さんも含めて人間の目から隠そうとする習性があります。小鳥の飼い主さん同士の間で「小鳥は病気を隠すから、とにかく何かあったらできるだけ早く病院へ」といわれる所以です。小鳥とかハムスターとかのとても小さな動物は1日の経過が人間の何日分にもあたりますし、呼吸の停止がそのまま心臓の停止にただちに繋がってしまうところがあります。 診察しようとして小鳥に急死されてしまったという獣医師は少なからずおりまして、そこで、こんなことはもう御免だと小鳥の診療から撤退してしまう先生と、2度とそのようなことが起きないようにするにはどのようにしたらよいのだろうと思案をめぐらせる先生とに別れていくことになります。 今現在、小鳥の診療で名を知られているような先生達は、後者ということになるのでしょう。 小鳥では、羽毛を膨らませていたり嗜眠状態にあれば「重症」ですし、止まり木にとまることができなくなっていたりすれば「危篤」というくらいの心積もりで接するようにしないとならないですね。 そ嚢検査を実施しようとしたら、急死してしまったということですが、そう度々あってはいけないことですが、重篤な状態の小鳥であれば可能性としては考えうることだと思います。 ## 診察した獣医師の小鳥の取り扱いの適否は、どのようなものであったか直接見ておりませんので言及しません。
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