意見交換掲示板過去発言No.0000-200809-26
Re:会陰ヘルニアと僧帽弁閉鎖不全症 |
投稿日 2008年9月6日(土)14時34分 投稿者 パールちゃん
うちのビーグル(年齢不詳・10歳ちょっとくらい)も会陰ヘルニアです。治療のことではなく、会陰ヘルニアのふだんのケアについて一飼い主の立場から我が家の例を書きますね。 性ホルモンが関係しているため、去勢をしていないオスに会陰ヘルニアは多いです。若い犬なら早めの去勢を考える、去勢手術を悩む健康状態の高齢犬・病犬ならメスから遠ざける(姿・匂い・気配など)が初歩的な予防・進行防止になると思います。 病院で指導されたでしょうが、会陰ヘルニアの子はヘルニア部にうんちを入れないようにする食餌の工夫が必要です。やわらかめのねっとりしたうんちはヘルニア部に入ってしまうため、排便時に苦痛があったり、そこで腐敗したりカチカチになったりして大変です。ということは繊維質の多い食餌にして、うんちをコロリンやポロリンと固まりで楽に出せるような工夫にしてあげるといいです。少量のキャベツ(多いとおなかのなかで発酵してガス腹になるので少量がポイント)、おから(そのままだとおなかをこわすのでパラパラになるまで煎ってから使うのがポイント)など、フードに繊維質のものを混ぜて出しやすいうんちにしてあげると犬は楽に排便できます。うちの会陰ヘルニアくんはなんでもよく食べるので、我が家はお茶ガラをフードに混ぜています。朝、人間がお茶を飲み、そのお茶ガラを夕方犬のゴハンに混ぜ混ぜです。これで毎日ポロリンうんちが楽に出ています。 うちの子の会陰ヘルニアは、軽くもなくひどく悪くもなく、でも獣医さんいわく「本当は手術して縫っちゃうほうがいいんだけどね」のレベルですが、ちょっと前に脇腹の腫瘍摘出の大手術をしたばかりなので続けての手術はやめておきましょうの段階。うんちの固さをコントロールしていくのが当面の課題です。
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