意見交換掲示板過去発言No.0000-200810-109
Re:高齢犬で肝臓が悪い場合の食事 |
投稿日 2008年10月26日(日)10時09分 投稿者 けりーずはうす
だぬどん先生からもレスがありますが。 確かに肝臓病の食事については、それぞれの病期によって蛋白質をどうするのか違ってくると思います。 ただ、過量の蛋白質は、解毒も行っている肝臓には負担をかけることは確かなのです。 肝臓の数値だけでなく、血液中の総蛋白質(Total protainまたはTPと表示されています)やアルブミン(Albと表示)の数値により 蛋白質を制限した方が良いのか、少し多めに与えていただくのかを決めるようにしています。 TPが6.0g/dlの前半、Albは 2.0g/dl前半以下であれば、「良質の」蛋白質を少し多めに加えてもらいます。 7.0g/dl以上あれば、肝臓の数値によりますが、そのままか少し蛋白質は控えめに与えてもらえます。 ここの「良質の」というのが大切なポイントです。 これは、いわゆる牛肉などでしたら赤身の部分やチーズ(もちろん無塩)、卵(火をとおしたもの)や鶏のささ身などのことで スジ肉やモツなどの内臓肉はあまり好ましくありません。 また、犬の缶詰製品も厳選する必要があると思っています。 チャーボウさんの犬さんのTPの値はいかがですか? また低蛋白(一般的にTP 6.0g/dl以下)が続きますますと、貧血が起きてきますがどうですか? これらを踏まえて総合的に再度主治医の先生と食事について話し合われるほうがよいでしょう。
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