意見交換掲示板過去発言No.0000-200905-38
Re:眼振のその後と歯根膿瘍について |
投稿日 2009年5月12日(火)16時10分 投稿者 チーママ
ただのウサ飼いですが。 ウサギさん、本当に御心配ですね。 ステロイドの副作用で歯根膿瘍になる事はあるませんが… もともと不正咬合や食餌条件や加齢による歯の衰え等による歯根への負担があったところに細菌感染し、ステロイドの効果で炎症が助長されたという事はあるのかもしれませんね。そのあたりは獣医さんにお伺いしなくては分かりません。 確かに塩化リゾチームを使う治療方法は、ひと頃「これで何とかめどが立つ」かに思われましたが、その後あまり進展がない事や、御存じのサイトがなくなってしまった事を見ても、決定打だとはいかなかったようです。 一方、ごく普通に塩化リゾチームと何らかの抗生物質との組み合わせを使う獣医さんも増えていますので、どうも治療方法の一つにはなり得ても、完治・寛解(かんかい)出来るかはケースバイケースなのではないかと思っています。特に歯根膿瘍に関しては、ウサギの歯根の形状からも完治は難しいものと感じています。 もともと塩化リゾチームでチーズ状の膿を流動的にして排出しやすくし、クラビットで細菌をやっつけようという事ですが、炎症を引き起こす原因菌がいろいろあったり、患部の状況が薬の浸透を妨げたりで、なかなか悪さをする菌を撲滅する事が難しいようです。 という事で、私が知る限りでは目立った進展は見聞きしておりません。かかりつけの獣医さんに、ウサギに詳しい獣医さん間で情報を聞いてい頂いた方が確かなように思います。(いろいろな症例はうかがえると思いますよ) 残念ながら、現状では対処療法を続けて、あれこれ試行錯誤するしかないのかもしれません。少しでもウサギさんが良くなるように、獣医さんと二人三脚で頑張ってくだいね。
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