意見交換掲示板過去発言No.0000-200906-72
Re4:動物と人・獣医師とのトラブル回避の方法 |
投稿日 2009年6月25日(木)12時26分 投稿者 初めて投稿する獣医です
この構想を実現させるためには死後の病理解剖は必須だと思いますよ 過去に私も麻酔後に自宅で死亡した犬の飼い主ともめたことがあります。 死んだと聞いて、麻酔の覚醒に問題はなかったので麻酔のせいではないと思い、 暑い時期でしたし自宅での様子から熱中症を疑い、麻酔が原因とおもわれている様子がわかったのですぐに病理解剖を提案しましたが解剖には同意していただけませんでした。 その後何を説明しても聞き入れてもらえませんでした。 病理解剖があれば麻酔による窒息(を飼い主は疑っていた)かどうかは証明できたでしょうに。 疑ってかかる飼い主さんにはペットが死亡した病院から提出したデータをもとに「このように考えます」という話の仕方はなかなか納得してもらえません。 病理解剖という証拠があって、はじめて「解剖の結果からこういう経過が推測できます。よってこれは医療ミスで亡くなったのではない」のような話の持っていきかたができると思います。 病理解剖を積極的に引き受けてくれる施設の確保は最低必要と思います。
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