ペットロス(メモリアル ルーム)掲示板過去発言No.0100-200912-42
君へ |
投稿日 2009年10月15日(木)00時10分 投稿者 鸞
君が死んだことを知ったよ。 さっきまで元気だったのに、だって。 生き物はみんな死ぬって事、分かってたけど、びっくりしてるよ。 これが君の寿命だったの?何だかそうは思えないよ。 ぼくのしてしまった何かの罰が、君にあたったように思えてならない。 君は幸せだったのかな。幸せだったと思ってくれていたら良い。 小学生の頃、ぼくが家に帰ると君はまっさきにぼくの所へとんできて、唇を舐めたがったね。 一番最初に思い出すのは、その頃の君だよ。君はまだ若くて身軽だった。 はじめて君の体の匂いを嗅いだ時の事、毛が真っ黒だった事、ぼくを目がけて全力で走ってきた事、一緒に留守番をした事。母と3人で散歩をした冬の夜の思い出は、今でも一等幸せな記憶としてぼくの頭に残ってる。 中学生の頃、ぼくは自分の苦しみに夢中で、君を邪険にしたね。 高校生の頃、ぼくは君が愛してくれる程、君に愛を返せてない事を知ってたよ。 そして今。君から遠く離れた場所で、今まで思い出しもしなかったくせに、君が死んだと知った途端、君を恋しがるなんて、ぼくはするいね。 君が生れ変わったら、また会いたい。会って君に尽くしたい。 朝が来て、夜が来て。それを何度も繰り返したら、ぼくはいつか、君を忘れてしまうのかな。 君のきらきらした両目や、色んな声や、舌の温度や、がさがさした肉球や、爪の音や、君の面影の全てを。 ねえ、 君が死んだのに、時間はいつも通りに進むんだね。 君が死んだのに、ぼくはいつも通りに生活するんだね。 君が死んだのに、ぼくは生きるんだね。
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