災害と動物掲示板過去発言No.0700-201102-9
河北新報ニュース記事 牛や魚が… |
投稿日 2008年6月18日(水)03時38分 投稿者 パール@ペット防災ネットワーク
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20080617_21.htm 牛や魚が…土地離れたくない 避難住民不満募る 避難所生活で疲れが募る被災者(右)に、日赤職員がいたわりの言葉を掛ける=16日午後5時30分ごろ、一関市厳美町の本寺小体育館 岩手・宮城内陸地震から3日目の16日、岩手県内は被害の詳しい状況が明らかになるにつれ、被災住民の疲労が色濃くなっている。復旧のめどが立たない中、一関市厳美地区の避難所では生活や仕事への不安の声が高まり、住民の一部は市営住宅に移った。奥州市では建物の応急危険度判定が実施され、5棟を危険と判定した。達増拓也知事はブラジルから帰国し、同日夜に岩手に戻った。一方、東北各県で被災地を支援する動きも広がっている。 一関市厳美町で避難所となっている本寺小体育館は、12世帯、40人余りの被災者が地震から3日目を迎えた。 「ペットはわたしたちの家族」「養殖している魚が全滅したら、復旧後も生活がままならない」―。市が公営住宅への引っ越しを呼び掛けるため開いた説明会が、いつの間にか要望を聞く会に変わった。 市野々原地区の行政区長で、牛2頭と犬1匹を飼っている佐藤勝雄さん(70)が訴えた。「人命が大事なのは分かるが、家畜はわれわれにとっての家族。行政が助けないなら、わたしたちだけでも被災地に行く」 イワナの養殖販売業を営む佐藤陸三郎さん(77)も「魚が全滅したら、復旧後の生活がままならない」と影響を懸念した。約2万匹のイワナは250万円相当になるという。 40代女性は、家に置き去りにしてきた愛犬が心配で、いても立ってもいられない。「建物ならまだしもペットは生き物。目の前にいるのに助けに行けないのは酷です」と涙を浮かべた。 市の呼び掛けで、一関市の公営住宅への転居に応じたのは一世帯2人だけで、この日のうちに市営アパートに移った。 あえて避難所暮らしを選んだ70代の男性は「9歳の孫の通学も考えなくてはならず、土地から離れたくない。仮設住宅でも構わないので近くに住みたい」と本音を漏らした。 一関市は被災者に対し、近く一時帰宅を実施する方針を示した。早ければ、17日にも決める。 住民たちの疲労は、日増しに募っている。被災者のケアに当たった日赤岩手県支部救護係の佐々木志津子係長は「気を張っている今はいいが、今後、高齢者を中心に心のケアが必要になってくる」と指摘した。 2008年06月17日火曜日
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