イヌ掲示板過去発言No.1100-200401-279
Re:狼爪・・・と多肢症(多指症) |
投稿日 2004年1月28日(水)17時46分 りんママ
えっと・・・ パールちゃんのレスに横レスになりますが、 狼爪の定義ですが、2通りあるようです。 1.前肢と後肢の地面と接していない指や爪。 2.後肢にある地面と接していない指や爪。 ご参考までに、画像を添付 前肢で狼爪と呼ばれるのは、人で言う親指(画像のマルで囲んだもの)です。 1.2.3.4は、人の指に例えると人差し指(1番)から小指(4番)までになります。 画像の後肢には、生まれつきありません。 日本犬保存会や警察犬協会などの犬種定義では、前肢を含めて狼爪と呼んでいます。 猟犬の場合は、怪我の防止の為に切除されることもありますし、 犬種のスタンダードでは、ショーでの規定で前・後肢も切除が好まれる場合や そのままでも構わない場合などあります。 家庭犬の場合は残しても問題は無いと思いますが、爪切りなどのケアは必要です。 後肢のことを狼爪と呼ぶのは、多くの場合、 犬の前肢には指5本(退化途中の親指あり)、後肢には指4本(親指は退化してなし)が多い為であると考えます。 ただ、大型犬では狼爪が2本以上生えている子もいます。 地面に接する指が多い子もいます、指が多い場合は多指症と言います。 6本指の犬種ルンデフンド(Lundehund/Norwegian Puffin Dog)がいます。 ルンデフンドの場合は、退化した指ではなく作業犬として進化して多くなった指なのです。 当然肉球も他の犬種とは違って、足指の働きは人に近いと言われているようです。 余談ですが、文豪ヘミングウェイの可愛がった猫たちも多指症で、器用な子が多いとか。 |
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