にーなさんへ。
かゆみの原因は千差万別です。
おおまかに分けると3つ、外的要因(虫刺されなど)・内的要因(内科的疾患など)・環境要因(アレルギーなど)。
「様子を見ましょう」は、かゆみがどのくらい続くものなのかという時間的なことと、どのくらいのかゆみなのかという程度的なことと、それによって生活がどのくらい変わるのかという影響的なことを見極めるための��様子見�≠ﾅす。
どのくらい様子を見ればいいかは「このまま何もしないわけにはいかない」と思う前まで、です。
具体的には、掻きすぎて傷を作りそうになったり、掻くために昼も夜も眠れないという状態をさします。

病院でノミやダニが原因ではないと言われましたか?
しっぽや太もも、背中やおなかをかゆがるのはアレルギーではなくノミやダニなどの外部寄生虫が原因のことが多いです。
アレルギーの場合は太ももやおなかなどやわらかな部位のほかに、目や鼻や耳の回りなど毛も皮膚の薄いところにかゆみを表すことが多いです。
もしアレルギーですとなった場合は、塗り薬や飲み薬はかゆみを抑える対症療法です。
根本的にはハウスダストなのかフードなのか敷物の化学繊維なのかなどのアレルゲンを特定して
それを排除する生活をしなければなりません。
でも、このアレルゲン特定というのがとても困難なのです。
アレルゲンは一種だけではなく、たとえばハウスダストと気温湿度とフードの脂肪分と紫外線などというように、複合してアレルゲンになっていることも多いからです。

まずできることをいくつか書きます。
部屋のそうじを丁寧にしてハウスダストを減らすこと
化学系・合成系の洗剤や薬剤や製品(敷物やタオルなど)を遠ざけること
いいウンチをし、確実に成長していることを確かめられる良質のフードを選ぶこと
人間の食べ物をあげないこと
よく運動させて基礎体力をつけること
です。