獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200406-54

Re:フィラリア症
投稿日 2004年6月16日(水)20時41分 投稿者 りんママ

以下の質問に少しだけ補足を

4)犬⇔フェレットでフィラリアは感染しますか?

パールちゃんが猫にも感染することを補足されていますが、
【ヒトにもイヌ科の動物他ネコなど約16種に感染します。】
日本では、これまでに約100例の報告があるようです。
犬の寄生と違いヒトに感染した場合、成虫にはならず幼虫のまま体内を移行(幼虫移行症ともいわれ)します。
ヒトの肺に寄生した場合には、咳や喀血が主症状です。
動物によってそれぞれ寄生する場所は異なりますので症状も違います。

ミクロフィラリア
犬の心臓にオスとメスのフィラリア(成虫)が寄生して交尾をし、
ミクロフィラリアを産みます。卵は産みません。
生まれたミクロフィラリアのことを=子虫・仔虫・幼虫=mf=L1〜L5=第1期〜第5期幼虫と表記されます。

フィラリアに感染した母犬の胎盤から胎児(仔犬)に感染しても、仔犬はフィラリア症にはなりません。
これは、体内のミクロフィラリアが一度蚊によって吸血によって、体外に出ないと感染力がないからです。
仔犬の時から、フィラリア症の予防を行っていると、投薬によって体内にいるミクロフィラリアは感染力をなくしますので、他の犬に感染をさせる危険性は無くなります。

室内から出さない犬でも、室内に蚊は入ってきますから、
犬の飼い主は、感染を広めないためにも、飼い犬をフィラリア症にさせないこと(予防)が大切なのです。

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