獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200502-137

Re:混乱してます
投稿日 2005年2月25日(金)11時45分 投稿者 りんママ

亡くなったネコさんのご冥福をお祈り致します。

これもまたネコさんの運命だったのです。
野良ネコの平均寿命は4−5才だとか、
飼い猫であれば事故に遭わせた責任は飼い主の管理不十分なのです。
外飼いでしたら車社会、当然考えられる結果ですもの。
うちの子だけは安全なんて根拠のない理屈です。

所有者不明だった場合、保護した方がすべて負担しなければいけません。
迷うのは当たり前のことですし、情けないことはありません。
躊躇したからと誰からも責められる事ではないのです。
ご自分を責めないようにしてくださいね。
ネコさんが亡くなったのは、まちさんの責任ではないのですから。

助けられなくて申し訳ないと思われた気持ち。
ご自分のペットが原因で同じような思いをする方がいないように愛犬を守ってくださいね。

話しがそれますが、
私は小学校低学年の頃、子犬を目前で車に轢かれ亡くした経験があります。
即死状態でしたので息を引き取った後に運転をしていた方が山に葬ってくれると車で連れて行きました。
遺骸をお店の方がタオルに包んで段ボールに入れてくれました。

子犬はご近所の方が飼っていたのですが私に懐いて遊んでいた子です。
あの時、おやつを買いに行かず、いつもと同じように先に子犬と遊んでいたら。
「またあとでね。」と頭を撫でて手を振って別れた十数分後の出来事。
後をついて一緒に行こうともがいて首輪抜けしたのです。
私はショックで事故の事は誰にも言えませんでした。
やっと母に話したのは4年ほど前です。
うちの子がその子と同じ月齢のころ、父が初めて(いつも母が行っていた)ハーネスをつけて散歩に連れ出そうとし、ハーネス抜けをされ後を追いかけるので遊びモードに入り、そのまま交通量の多い幹線道路を横切った事があり車を運転している方々に迷惑をかけました。
幸い事故に遭わなかったですが、自分も車を運転するので運転者の気持ちを思うと大変申し訳ない思いで一杯です。
父はその後ハーネスをつけての散歩は2度としませんでした。
全身の血が下がる、肝が潰れる思いだったそうです。

猫の場合も犬の場合も飼い主の管理下から手が離れたら事故に合う危険は高くなります。
道路に飛び出してきた犬猫を避けようとして交通事故も発生します。
飼い主は自分のペットが原因で精神的、実質的あるいは社会的に、他人に迷惑をかけている事に全く気が付いていないのです。
「自分の見ていない処で起きた事、そんなこと知らない。」では済まない問題だと思うのです。

名札を付けていない方が多い理由は、
室内飼いだから不要。しつけが出来ているから。邪魔になる。見栄えが悪い。
パニックは人も動物もいつ何時どんな状況でなるかわかりません。
我が身に降りかかって初めて後悔します。

法律で決められているから仕方がなく名札を付けるのではありません。
親の責任と我が子を守る為に名札を付けるのです。
首輪やハーネスはもちろん名札の文字が鮮明かチェックも欠かせません。
それが家の子に対する私の一番の愛情ですから。

パニック対策(動物よくある相談)
http://www.vets.ne.jp/faq/pc/dog003.html

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