獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-199912-37

あーる さん、ご苦労様でした。
投稿日 1999年12月20日(月)16時02分 とどの親

あれから、一週間ですね。
悲しい事ですが、ほとんどの場合、ペットは、飼い主より早く先立ちます。
でも、逆の場合は、もっとつらい。
我が家も、結婚前から一緒にいる猫が死ぬまでは、私は、死んではいけない
とダンナに言われています。
今までに自分の不注意で死なせてしまった猫も、
若くして病気で死んでしまった猫もいます。
日頃から、注意していても、やはり、人間の健康管理のようにはいきませんね。
人間は、好むと好まざるとに関わらず、他の動物たちの命を犠牲にして発展した
医療を享受できますが、ペットたちは、そうも行かないし、彼らのために、
さらに多くの命を奪えとも、私は、言えません。
苦しみを少なくしてあげることが、精一杯のことが多いと思います。
あーる さんも、つらかったと思いますが、猫ちゃんは、
ある意味幸せだったとも言えるでしょう。あーる さんが、世話をしなければ、
弱肉強食の世界で淘汰されてしまったであろう、ひ弱な子が、10年以上
しあわせな飼い猫暮らしができたのですから。
もちろん、他人のしあわせ、ふしあわせと自分と比較できないことと、
同じであることは、分かった上でのことですが。
あまり悲しむと化けて出る、と言われた事がありますが、
自分の愛した存在は、オバケでもいいから、出て来て欲しいと思います。
愛猫を無くしたばかりの時は、ちょっとした音が、猫の声や、足音に
聞こえて、もしや、と思ってしまいます。
でも、あまり悲しむと、天国にいきづらくなる、ということもあると思います。
あーるさんは、悲しく、寂しいでしょうけれども、
この世の苦しみから解き放たれて、安らかな存在になって、
あーる さんのまわりで暮らしている、とお考えください。

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