獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200110-43

すっかり秋めいてきました
投稿日 2001年10月15日(月)14時52分 ツィツァ

嬉しい限りではありますが、落ち葉の掃除がそろそろめんどくさい季節です(^^;;。

>さやかさん
仔猫は起きている時はずーっと遊んでますよ。
そして遊んでいる時は大人の猫と違って加減が解りません。
兄弟がいなければ、その加減を教えてあげるのは飼主の役目ですが、
怯えてしまう方法では解決しないと思います。
どうすればいいか…それは猫と人間の生活形態によっても違ってくると思います。
赤ちゃんの事は心配でしょうが、猫ちゃんは赤ちゃんに手を出しますか?
私の知り合いでも赤ちゃんと猫といっしょに暮している人がいますが、
仔猫は寝ている時が殆どで、たくさん遊んであげれば赤ちゃんの事なんか
眼中に入らないみたいよ…と言っていますが。
コワイのはヨチヨチ歩きになってきた赤ちゃんが、
猫の嫌がる事をして思わずガブッとされたり、引掻かれたりですよね。
それは猫が悪いんじゃなくて赤ちゃんの親の責任だと思うんです。
ある程度大人の猫は人間の子供の行動を察知してサッとかわせます。
でも仔猫はそこまで学習できませんから、
さやかさんが何とか見ていてあげないと…。
そんな事情でない猫飼いの何倍も大変だとは思いますが、
せっかく飼う事になったのだから頑張って欲しいです。

>皆さんのご意見を読んで
猫に躾はできませんよね、だって猫だもの(笑)。
トイレだって人間の躾の賜物じゃなくて、本能で固定の場所で用を足すだけ。
大先輩のアルテミスさんはさすがに心が広いわ。
私は思わずぶってしまう事が恥ずかしながらあります。
でも従わせようと思って叩いたわけではない事が猫には解るみたい。
「私は怒ってんのよ!」のサインを理解して猫が謝りに来ます。
今までの10匹以上暮した猫達とは、
運良くそのへんのバランスがとれていたのかなーって思います。
これは決して人には勧めませんけれど…。
若くして病気で死なせてしまった猫がいて、
治療中に獣医さんから「こんなに痛い事されても人間を嫌わないのは珍しい」と
言われた事があります。
その事があってから猫達には、もし病気になった時、
最低限治療中のストレスがかからないようにしてあげたいと思いました。
自分で出来ること、例えば目薬や歯磨きや爪切りや、時にはシャンプー、
それらをすんなり出来るように私も一緒にレクチャーするようになりました。
で、上手に出来た時は、
「君は世界で一番、誰よりも可愛く賢くていいこだね〜」と
薄気味悪いほど誉めまくります。
煽てられると悪い気がしないのは人間と一緒♪
それが功を奏してなのかは猫に聞いてみなければわかりませんが、
獣医さんにはおとなしく従ってくれる子ばかりに恵まれています。

たちうおさん仰るように十人十色ですよね。
やっぱりやったら困る事ってあります(^^;;。
いくら猫を尊重しても人間として生活している以上、
摩擦(大袈裟な!)が生じることがありました。
ウチの場合は亡くなった義母の写真の横に生けた花瓶。
見ていない所でひっくり返すことがしばしばで、いくつも花瓶を割られました(泣)。
いっそ造花にしようかとも考えましたが、
猫にはない人間の悪知恵を駆使して思考錯誤しました。
猫は天罰に弱いと何かで聞いた事があります。
つまり叱られても止めないけれど、自分からやったことで失敗したら
もうやらない…って。
私は花瓶を置いてある台に、幅広の両面テープを張り巡らせたビニールシートを敷き
その上に花瓶を飾るようにしたんです。
それを1ヵ月ばかり続けたら、シートを剥しても二度と乗らなくなりました。
でもこれがどの猫にも通用するわけではなくて、
「私もやろう!」と言った友人宅の猫はテープのべとべとに喜んで、
じゃれて遊んでシートごとひっくり返したらしいです(^^;;。
「悪さ」とは人間側からの見方に過ぎず、猫の立場で考えなければ
「やめて頂く」事は出来ないんだなーと痛感した一幕でした。
猫と共存する為には、叱ると言う単純動作、つまり手抜きでは
どちらも楽しく暮せませんね。
またその思考錯誤することも日々の変化として私は楽しんでます。

また長々とおしゃべりしてしまいました。
楓さん、どうかお許しを(^^;;。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。