そうですよ、飼い主がしっかりしないと猫ちゃんが笑いますよ。
そして、悔いを残していると猫ちゃんが困りますよ。
01工房さんが場面場面で猫ちゃんのために選択したことはけして間違いではありません。
だって猫ちゃんのためによかれと思ってそうしてきたわけでしょ?
今になって、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔しても時間は戻りません。
くよくよしている01工房さんは脇役、
主人公である猫ちゃんはあるがままを受け入れて生をまっとうしたんです。
「やるだけのことはやったよね、そしてがんばったよね」、
猫ちゃんにそう言ってあげてくださいな。

我が家でも多くの猫と犬を見送ってきました。
こればかりは数をこなしても慣れることはありません。
ひとつひとつの別れが心臓をもぎ取られるほどの悲しみです。
けれど泣いてばかりいてもあの子たちは喜ばない。
姿はなくなってもあの子たちの気配はいつも足元にすりよってきます。
魂は家に残り、いつもともにあります。

うちの動物たちはお寺にお墓をもっています。
火葬のあと一度骨壷におさめたあと、すぐにお墓の中の土にお骨を撒きます。
そこで生前に仲のよかったみんなといっしょになります。

お花と自筆の手紙をもってきてくださるなんて、お話を聞いて私も感激しました。
思いやりのあるいい病院ですね。
お世話になってもその後のことを報告しない飼い主が多いなか、
ちゃんと報告とお礼を伝えた01工房さんも偉いと思います。
こういうことって儀礼上のことだけではなく、獣医学の進歩につながることだと思います。
ペットの獣医学は経過観察や事後把握がむずかしい世界です。
あのときの方法が最善だったのか、ほかにやるべきことはなかったのか、
獣医さんにそう考えてもらうための報告はとても大切なことだと思います。