獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200208-12

避妊手術の質問・カエデさん>
投稿日 2002年7月15日(月)20時11分 楓

獣医師ではないので参考程度に聞いてくださいね。

アメリカなどでは、生後6−14週齢の早期不妊・去勢手術が勧められていますが、日本の獣医さんではその時期に手術を行ってくださるところはまだ少ないかもしれません。
早期不妊・去勢手術のメリット
・術式が簡単
・侵襲性が少ない
・知らない間の妊娠が防げる
など。
デメリットは
・麻酔の注意点
・低血圧が発生しやすい
・麻酔薬の量の調整(慣れていないと難しい)
・薬物代謝は遅い
・薬物排泄は遅い
・低体温が起こりやすい
など。
早期不妊・去勢手術に経験があり、その術式をよく理解している獣医さんでしたら、全く問題はないと思います。

生後6−14週齢という早い時期での手術を考えられないのであれば、生後5−6ヶ月以上であれば全く問題はないと思います。

また雄猫の去勢手術について、未だに若いうちに手術することと下部泌尿路疾患(尿道結石など)との関連を問題にされる獣医さんがおられますが、手術をした年齢とその病気にかかる因果関係はまったくない、と最近の報告ではなっています。

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