獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200307-1

バロママさんへ
投稿日 2003年7月1日(火)02時59分 ダリ

こんばんは。
正直言って何を書いたらいいのかよくわからないのですが……大変お辛い
ことと思います。
やはり目の前にしなくてはわからないだろうなおもいつつも自分の猫に同じ
ことが降りかかった場合を想像してみますと……
(うちの猫たちにはブリーダーさんのような「実家」はありませんので、
自分が引き受けざるを得ないという状況での話です)
まずは最初の手術は試してみるでしょう。
(もちろん、よくよくインフォームドコンセントを行った上でそのメリットが
充分に大きいと納得できる場合です)
しかしその次の手術が必要になってもするかどうかはわかりません。
外科手術は猫にとって非常に大きな負担になると想像しますので、手術をした
際の予想される効果の大きさと秤にかけることになります。
進行性でさらにまた手術が必要になるのだとしたら、手術の間隔と予後の回復
度合いによるでしょうけど、そんなに辛い生活よりもなるべく平穏な生活を
させてあげたいとも思います。
金銭面は実際に払ってみないと実感が湧きませんが、やはりどこかで限界を
感じることはあるかもしれません。
下半身不随の猫を飼っていらっしゃる方は何人も聞いたことがあるので、
まだなんとかなると思うことができるのですが、痛みが継続するというの
だと本当に可哀想なことです。その場合は痛み止め(それが体に悪いもので
あっても)を使ってQOL優先の治療をしていただくと思います。

しかし、これからのことを考えると、ブリーダーさんから購入したということ、
まだ3ヶ月半しか経ってないこと(愛着を持つには充分な時間だとは思います
けど、決して長い時間ではないでしょう)から、ブリーダーさんにお返しに
なっても誰もバロママさんを責めないと思います、と敢えて書いておきます。
ブリーダーさんがどうお考えになるかわかりませんが、先天的という診断が
下っている以上は少なくとも主体的に関わる責任があると思います。
また、仔猫の両親や兄弟猫のブリードについても慎重な姿勢が求められると
思います。

メインクーンということで、脊髄性筋萎縮症という遺伝病のことを思い出し
ましたけれども、それとは関係ないのでしょうか?
検索していただくと少しだけ出てくると思いますが、情報は少ないです。

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