ネコ掲示板過去発言No.1200-200809-52
Re:たぬどん先生、プロキオン先生へ |
投稿日 2008年7月26日(土)12時29分 投稿者 プロキオン
まあ、ネット情報ですから(ここもネットですが)、あまりそのままには受け取らなくてもよいと思います。このワクチンも以前フィラリア予防薬の注射製剤を販売したところからの販売でして、その時のメーカーの対応にひっかけての部分も多少あるかもしれませんので。(獣医師とすれば、振り回されたという思いをもっている先生は多いようです) 1と4については、パンフレットが届いている病院の先生に記載されている内容を確認していますが、2と3についてはまだ未確認です。 マクロチップについては、規格も登録機関も統一されていますので、いまから利用される方には問題はありません。問題はマイクロチップの読み取り機の普及の方ですね。 私達が気になるのは、やはり本当に効果があるのかということなのですが、感染しても100%発病にいたるという事でもなさそうですし、発病するにしてもそれなりの期間を必要とする疾病ですから、ワクチン接種後の経過時間をどのくらいとっても試験だったのかという内容です。本当に効果があったのか、それとも発病しない個体だったのか、今からまだ発病する可能性がある個体であったのか、どのような検証を実施しているのかです。 他のワクチンのようにワクチンを接種して抗体価が充分に上昇したころあいでウイルス攻撃して発病しなかったということでは、この疾病の場合、まだ充分とは言えない様に思います。極端な話であれば、ワクチンを接種した猫が何事もなく一生を終えてからでないと判断しようがないように思います。ただ、それでは時間がかかりすぎますし、どこかで妥協して判断をしないとなりません。そこがどのくらいということになると、まだちょっとわかりかねます。 お友だちのところでは、検査で陽性と陰性の猫がいるようですから、これはだぬどん先生があげられている条件に該当するようです。接種を検討されてもよいように思います。
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