＞プロキオン先生
副作用の数字を伏せておられましたが、実は自分も、あの数字を今の時点でこういうところに書くべきではないな、と思い、あえて触れませんでした。
そういうあたりも含め、ほとんど同意見ですので、心強く感じました。
実際、自分のエリアは郊外で、まだまだ出入り自由の外飼いネコが多いのですが、そういう飼い主さんほど、３種も打ってくれません。
きちんとワクチンを打たれる飼い主さんたちは、ほとんどが完全室内飼いです。
結局、「本当に良いものならお金がかかっても打ちたい」と考えそうな飼い主さんほど、打つ必要がない、というのが現実です。
しかし、料金に関する怪情報まで出ていたとは知りませんでした。
情報のリークの仕方も含め、製薬会社のやり方には、（今回もまた、というべきか）少々不信感を持っています。

＞コモモさん
新しい治療法や予防法ができること自体は、喜ばしいことです。
ただ、その新しい治療・予防法を実際に導入することは、自分たち獣医師にとってはとてもストレスフルなことでもあります。
安易に飛びついてやってみたはいいが、その後に重大な副作用が報告されたり、効果がないことが証明されたり、そういうことも十分あり得ます（人間の医療でもよくありますよね）。
なので、可能な限り情報や経験談をあつめて、「これは確かに良さそう」という感触をつかめるまでは、なかなか踏み切れないものです。
なにしろ、患者さんは実験台ではありません。
新しいワクチンについても、どの程度の有効性とリスクがあるのか、早く信頼できるデータが出てきてほしいと願っています。