獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200512-23

またまた久しぶりです。
投稿日 2005年12月10日(土)14時35分 投稿者 ふー

こんばんわ。いつのまにかキャンベル話しに花が咲いてますね!

以前キャンベルのブラックパイド(もしくはハイブリッド)をジャンガリアンパンダという名前で売っている店があって、ハムスターの担当者を呼んで話をした事があるんですよ。(いわゆるクレーマー?笑)
話してみると、その担当者はまるっきりジャンガリアンの新種だと信じていたんです。問屋からジャンガリアンとして入荷したからと。
店側でジャンガリアンとキャンベルの区別がつかないのには呆れましたが、なぜジャンガリアンじゃないのかを遺伝子の話から懇切丁寧に説明したんですが、ほとんど理解してもらえなかった様でした(笑)
問屋にちゃんと問い合わせ、ジャンとキャン両種に詳しい人間にも確認してもらう様に伝えて帰ってきましたが、それっきりしばらくその店には行かなかったので、どうなったことやら…。

プロキオン先生のおっしゃる様に買う側が判っていれば問題ないですし、もし判らないまま飼われたとしても、一生を可愛がって飼育するだけなら、その子がどんな子(たとえハイブリッドであろうと)でも問題ないですよね。
ただ、繁殖をするとなると話はまったく変ってくるんですよね。ハムスターは気軽に繁殖されるケースがかなり多く、キャンベルをジャンガリアンと信じたまま交配に臨んでしまう事を考えると、やはり恐ろしいものがあります。
なんせハムスターを飼っているという話をすると、「ハムスターってどんどん増えるんでしょ?」って言葉が今だにかなりの確率で返ってくるのですが、これが世間一般のハムスターに対する認識と言って良いでしょうから。

>プロキオン先生
先生の書き込みはいつも拝見し、勉強させて頂いてます。でもハムスター好き、しかもキャンベル好きとは気が付きませんでした(笑)
ジャンガリアンとキャンベルの名前についての話は僕も少し聞いた事があります。まだ両種が亜種であると考えられていた時にジャンガリアンという通称を使ったのが始まりですよね。
生息地域から名前を付けるとキャンベルが生息するジャンガル地域に由来して、現在のキャンベルをジャンガリアンとするのが本来自然な名前の付け方だったのかもしれないですね。
それにしても、これだけ両種の区別があいまいだと、全くの純血種ははたしてどのくらい存在するのか…不安になります。

>ぐらさん
もなかへの励ましのお言葉ありがとうございます!
以前ななえさんにも励まして頂いて、もなかは本当に幸せ者です☆
今月でもう満2歳になり、白内障でもう目も見えず、腫瘍と付き合いながらですが、安らかな余生を送らせてあげたいと思っています。

8匹の子育ては極楽の光景と言うより壮絶な光景でしたよ(笑)
目が開いた頃の子ハム達の可愛さといったら、それはもう言葉では言い表わせないほどなんですが、授乳はかなり大変そうでした。
8匹が母乳を求めてお腹の下に潜り込むと、もなかは両手両足を踏張って授乳していたんですが、さすがに8匹もいると踏張った姿勢のまま手足が宙に浮いてました(笑)

保定しての触診は、ななえさんもおっしゃった様に、その方法でオーケーです。コツは、可哀相という気持ちを押さえて心を鬼にして躊躇せずにしっかり皮膚を手繰り寄せて行う事ですね。そうでないと中途半端な保定になり暴れられてしまいますので。
保定しての触診は、内臓に出来た腫瘍の発見が主目的なので、理屈じゃなくどれだけ触る回数をこなして指先に感覚を覚えさせるかに尽きると思います。
慣れれば歯のチェックだけならほんの2秒ほどの保定で終りますよ。
これだとハム達は「何!?何が起こったの!?」ってかんじなんですが、お腹をムニムニ触った後(約6〜7秒)は体に触れようとすると、一瞬ビクッ!っとするほどで、少なからずストレスがかかってしまいますから、やるなら出来るだけ短時間で終らせるように、最初にしっかり保定して一気に済ませる様にしたいですね。

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