ウサギ掲示板過去発言No.1500-200408-96
なるほど>suzukiさん |
投稿日 2004年8月29日(日)11時24分 投稿者 チーママ
万が一他に転移があるなら、オペ自体しないという方向ですね。 確かにそれもありましたね(^^;; つい子宮なら全摘で助かるって頭がありました、すみませんm(_ _)m きっとその考えがあったら、私も「先生他に転移していて、延命が 長いか短いかなら、オペはしたくないので検査してください」って 頼んじゃったでしょうね。 その獣医師にとっては「子宮のオペを今しなければ数日中に死ぬ。すれば まだこの先まだ生きていかれる可能性が高い。だから緊急にオペする」という 判断だったのでしょうが。 「素人は治療方針に口出し無用」といわんばかりの対応だった っていうのはいただけません。よくある話なのですが、「この動物 について、本当にどの飼い主も分かっていない!こちらは分かって やっているのだから、四の五の言わないで!」と主導権を取ろう とする獣医師がいるようです。 獣医さんにとっては来る日も来る日も同じような状況で、こういう 気持ちになる事も理解できないことではないのですが、 「あなたにとってはいつも繰り返されていやになっていることでしょうが、 どの飼い主にとっても初めてのことです。初めての人間に分かるように 話してあげるのも、仕事のうちでしょ」 っていいたくなります。 確かにその獣医師はウサギに並々ならぬ愛情を持っていて、ウサギのためなら 飼い主にきつい事も言うのでしょうし、飼い主の気持ちよりウサギの事が 先に頭にあるのでしょう。 でも待って下さい。ウサギのケアをするのは飼い主ですし、ウサギは飼い主の ものです。持ち主が理解できなくて、本当にウサギのためになるのでしょうか? 往々にして、病気のウサギを治すことより、飼い主の教育のほうが大切な 仕事だと思うのですよ。飼い主に理解が出来て初めて、正しい治療も飼育も 出来ると言うものです。それが獣医師の仕事だと思っています。 実は私もそう言う経験があるのですよ。 ですから、そこは本当にウサギに詳しい病院ですが、我が家のホームドクターが 「あそこに紹介するから」とでもいう状態でなければ、お世話になるつもりは ありません。(我が家の先生は、そう言うことにこだわりがありませんから) 我が家のホームドクターもかなりの技術・設備を持っていますし、勉強も 怠らない方ですし、なにより「セカンドオピニオンを他に求めても構わない」 という姿勢を持っていることが好きです。なにより普段から「うち以外にも もう一軒ウサギを診れるところを見つけておきなさいよ」って言う方です。 インフォームドコンセントは、今や人間のものだけじゃないのです。 技術や知識と同じく(あるいはそれ以上に)医師として必要な条件だと 思っています。飼育や病気の治療は飼い主と獣医師との二人三脚です。 もちろん相性もあるのですから、自分が信頼できる獣医師を見つけることが 大事です。納得しての結果なら、悲しくても後悔する思いはしないでしょう? さて、一つ気になることが。 食欲が戻らないのですよね?術後何日ですか? 全身麻酔をすると腸も眠ってしまうのです。ウサギにとって一度活動を休んだ 消化器を動かすことが出来るかどうかは、死活問題です。 先日も我が家のユキ(メス)が全身麻酔で歯を削った時、消化器が動かず 大騒ぎになりました。たった30分の処置でしたのに、結局5日間通い(うち1泊) 何とかなりました。 土曜:処置 一晩見ていて飲まず食わず 日曜:午前もう一匹のシジミ(オス)は食べだしたのにユキは駄目。 で補液の為病院へ。発熱・検査結果悪し。飲まず・食わず。強制給餌 月曜:強制給餌後病院へ。強制給餌させたものが胃に停滞しているので一泊させる (継続輸液と投薬の為) 火曜:退院。まだ食べず。かけらのような糞はする。 水曜:病院へ。まだ数値悪し。投薬。 この後水曜深夜過ぎに熱が下がったと同時に、やっと食べだしました。 ユキは避妊手術の時もシジミより回復が一日遅れました。 きっと麻酔後の腸の立ち上がりが悪いタチでしょうから、今後処置する時の 課題となりました。また何故発熱したか(41.3度)も要検討です。 suzukiさん、ウサちゃんの立ち上がりが悪いようでしたら、以上を参考に 病院へ行ってくださいね。食べてくれて初めて、回復したと言うことです。 早く元気になりますように!! |
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