ウサギ掲示板過去発言No.1500-200604-7
我が家のドタバタ シジミの巻 |
投稿日 2006年4月4日(火)22時59分 投稿者 チーママ
今度はシジミ。 いつも健康優良児の花丸付き(ただし要減量)の息子ですが・・・ 「んーーー 左目が気になりますね」 えっ!? シジミが?! 「ほら、ここから覗いてみてください。(拡大鏡を覗けるようにしてくださる) 下の方少し網目が見えるでしょう。」 水晶体と言うのは発生段階の比較的早い時期に膜に覆われてしまうので、 自分の体の一部なのに「自分のもの」という検印がなく、水晶体の中身は「異物」 として判断されてしまうらしいのです。 なので、膜が傷ついたりすると抗体が「敵侵入発見!」とばかりに攻撃してしまう。 網目に見えるのは、どうやらヒビと考えると良いようです。 たぶん再生不全を起こしているのだと思うけれど、このヒビが修復されずにひどく なると亀裂が出来、水晶体がにごってしまって、白内障となるのです(TT) 「水晶体破砕性ブドウ膜炎」と言います。 白内障自体は視力を失ってもウサギとしては不自由ないようですが、その後に来る 緑内障が怖い。 また初期のエンセファリトゾーンでも、こういうことは見られるとの事。 この子達はエンセの検査を受けていて、どちらも陰性だったのですが 「最近感じているんだけれど、陰性=ゼロじゃない気がするのね。 1度2歳で斜頚が出てエンセの治療をして、一旦は検査陰性になって治ったと 思っていたら、5歳でまた斜頚をおこした。 どうもエンセという小虫は発症していない時は、何らかの物質で反応しないよう にして隠れている気がするんです。」と、先生。 現場の経験と勘は、とても当たると思っています。 エンセが陰性だったからこの子達はダイジョーブ、と胡坐をかくのはヤメ!にしました。 と言うわけで、再生を助ける点眼薬を処方して2週間の経過観察。 どうか無事に治ってくれますように、と祈る思いで投薬しています。
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