ウサギ掲示板過去発言No.1500-200607-90
EM補足>ミドリさんへ |
投稿日 2006年7月16日(日)12時33分 投稿者 チーママ
学校の先生が「豚で使っているから大丈夫」と思われたのは 普通の方なら誰でも考える事だと思います。 ただ、豚とウサギの違いを思いつかれなかっただけなのです。 豚は雑食性と言って、人間と同じく肉でも卵でも魚でも植物でも 何でも食べられる動物です。 ところがウサギは完全なる草食性。消化吸収のメカニズムが違うのです。 (一部煮干などが良いと与えている事がありますが、基本的には必要 ないものだと私は思っています) 草食獣は体内に各種細菌やバクテリアを持ち、植物のセルロース(細胞壁) を分解・発酵させて栄養を体内に取り込んでいます。 EMが加わるとその発酵が促進されて、異常発酵を起こすことがあるので はないか、と考えるのです。 ウサギにとって異常発酵は大変怖いもので、時として毒になるガスが生産 される事があり(腸性毒血症)、そうなると短時間でなくなることもあり ます。これは子ウサギに多い事ですが、大人のうさぎでもおこり得ること です。 そう考えると、EMのメーカーさん(会社)が「牛馬などの草食動物の餌 に混ぜると良いですよ」とでも書いていない限り、使うのは止めておいた 方が安全ですよね。他にモルモットも草食性ですから要注意かな? ニワトリやハムスターなどは、虫も食べるでしょう?こうした動物には 大丈夫だと思いますよ。 ミドリさんは獣医さんになりたいのですよね。 今回の事は良い勉強になるのではないかしら? それぞれの動物の体の仕組みや消化吸収のメカニズムや習性を知ること の大切さが分かってもらえたのじゃないかしら。 それならば、お☆様になったウサギさんも喜んでくれていると思いますよ。 委員会でウサギの勉強をする時に、ウサギの体の仕組みを学ぶと 自然とどうすればいいのかが分かりますよ。 例えば… @ウサギの心臓は前足の付け根あたりの胸の中にあり、大変小さい。 心拍数もとても早い。そして肺なども体の割合から見て小さいのです。 だから瞬発的にダッシュは出来ても、長く走り続ける事は出来ません。 という事は、面白半分に長い事追いかけたりすると…分かりますね? また外敵から早く逃げる為にはスピードが必要です。その為に軽い骨 (骨密度が低い)と強靭な筋肉をしています。となると、ウサギは とても骨折しやすい。だから抱かれて大暴れしたり、からキック(空中 をキックする)だけでも、自分の強力な筋肉の力だけで骨折してしまう 事もあります。そうした時の多くは支点・力点・作用点の関係で、背骨 をいためる事があります。 犬猫とはだいぶ違うでしょう?ウサギは知能もあって個性もあって、 なかなか面白い動物ですよ。知れば知るほど、はまっていきます(^^;;
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