鳥類掲示板過去発言No.1700-200310-25
>高橋先生って |
投稿日 2003年10月9日(木)23時48分 あお
>チーママさん 高橋先生に診て頂いたことがあるのですね?いいなあ、うらやましいです。 私が先生を知ったのは『全日本動物誌14巻』に集録された「小鳥のお医者」 の文献を読んだのがきっかけです。 >ご不自由な体で車椅子に座られながら、一心に病気の鳥を >診ておられた姿が思い出されます。 先生は戦後まだかけだしの頃、狂犬病の犬の解剖をしている時に、 あやまって自分の指を切ってしまい、その治療に使ったワクチンの副作用が きっかけで、足が動かなくなってしまったのだそうです。 その絶望の中、病床に鳥を飼い、増やし、愛鳥家に小鳥をわけてあげているうちに、 生き物を飼えば当然の病気がでたので、その治療にあたっているうちに日本はじめて の小鳥のお医者さんとして全国に知れ渡り、各地から先生を訪ねて患鳥が来たそうです。 先生の治療のお話しはいろいろありますが、中でも餌袋が破れて、餌がぽろぽろ こぼれるスズメの子を縫って助けてあげたり、骨折したハトをハンモックで休ませて 足を使わせないようにする工夫、 さらには毛引き症で丸裸のセキセイに、お手製のチョッキを破られても破られても 着せて羽が生えそろうまでがんばった話しなどなど。。。 こんな事を昭和40年にはすでにこなしていたのです。 >基本的な体の構造、習性、飼い方等、手元にあるにこした事は >ありません。それに体の構造や習性等は変わりません。 はい。本当にチーママさんのおっしゃる通りだと思います。 「小鳥の飼い方と病気」の本は、先生が自ら小鳥を飼い、そして患鳥を診ている 中から生まれた素晴らしい本です。 発刊以来、20年経た今でも獣医師の卵の方が読みたい本として、探しているほど だそうです。復刊を願ってもう一度リンクさせて下さい。 http://www.fukkan.com/vote.php3?no=7983 |
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