鳥類掲示板過去発言No.1700-200406-76
病院選び |
投稿日 2004年6月1日(火)02時49分 投稿者 あお
これはもう大分前のお話しなのですが聞いてください。 セキセイ5歳メスが、外で日光浴をしていたところ、カラスに襲われて両足とも骨折、 爪がもがれて出血し、足は真っ赤に腫れ上がって籠の下でうずくまっていました。 (外出1時間後、こういう状態でした) その頃の私は小鳥専門の病院、などという存在を知らなかったので、すぐ近くの なんでも診ます、的な獣医さんにかけこみました。 するとその先生が、「こんなの、もし明日まで生きてるような事があったら また連れてきなさい」といって足に赤チンを塗ってかえしたのです。 その先生は、「足の骨をつなげるのに痛いだろうから、麻酔をしなければならない、 麻酔によってはその場で死んでしまうだろう」ともおっしゃいました。 それにこの様子では内蔵も破裂しているかも、と。 私は考えに考えて、もう1件別の病院をあたって、やはりその病院も そういうお返事だったら、奇跡を信じてもうたくすしかないと思いました。 2番目の病院も小鳥専門、ではなくて小鳥も診てくれる病院でした。 そこでの先生は小鳥を診るなり、「これは大丈夫、ギプスになる代わりのもので 固定すれば足もちゃんとつながるし、 また歩けるようになりますよ。手術?麻酔??そんなものしなくても・・・」と ぶらんぶらんの足を、手でひょいひょいと元ある定位置に 戻すとテーピングしてくれました。内蔵破裂?していませんよ、とも(^^; 先生のおかげで足もすっかり完全に、とまではいかなくても日々の暮らしに 不自由することのないくらいまで治りました。 小鳥専門病院でなくても、小鳥に詳しいすごい先生は確かに存在するんですよね。 ただ素人の私を含め飼い主にあたる人が、はじめて小鳥を診てもらいたい、 と思った時に、犬猫がメインで小鳥も診ます、という病院へいくのは 少し不安だと思うんです。 私のセキセイは2番目の病院を選択したおかげで助かりましたけど、 もし最初のところでお願いしていたら・・・と思うと今でもぞっとします( (どちらも鳥専門ではないですが、病院の見極めが結果をみるまで難しいです) 鳥専門、という看板を出すからには、鳥に自信があるからではないか?と 素人考えで本当に申しわけないのですが、そう思うのです。 鳥専門なのに、鳥のことがわからなくて患者さんに不信感を抱かれてしまったら 病院そのものがやっていけないと思いますので。 もちろん鳥専門、という看板を出していながら「おやあ?」というお医者さんも おられるかも・・・いえ、いらっしゃるのでしょうね。 最終的には飼い主が、しっかりした知識を持って、そのお医者さんと向き合った時に、 信頼できる、と思えたならそれにこしたことはないですし、 先生にいろいろ不安に思うところを質問してみて、納得のいかないお答えしか もらえないのでしたら、それは自分には合わないのかもしれない、という 判断基準の目安、としてもいいのではないかな・・・?と個人的には思うのですが・・・。 プロの獣医さんの気分を害してしまう発言をしてしまったのは 本当に申しわけなかったと思います。 ただ病院選びは飼い主さんしかできませんし、それが小鳥の生死の明暗を分けてしまうこともあるのではないか?と思ってしまうんです。 それでつい一言目には鳥専門の・・・となってしまうんですね。最初に訪れた病院がかなりトラウマになっているからかもしれません。 長々失礼しました。 |
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