爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200010-10
カメコママ さん |
投稿日 2000年10月9日(月)18時38分 とこまだしよ
カメコママさんはじめまして すでにGОさんから適切なレスが届いているようですが 私もケズメを飼い始めて足掛け11年、いろいろなことがありました。 甲が少し変形して腹甲が柔らかいとのこと。 代謝性骨疾患は爬虫類で多くみられる病気です。 このケースでは甲の構造が粗くなりカルシウムの沈着が悪い、家でいうと 手抜き工事されたような状態。それもこれは5年かかってなったもの どんなに良い飼い方をしても2ヶ月や3ヶ月で治ることはありません。 これから適切な飼い方をしていって甲羅が成長していくときに 正常な構造が 裏打ちされてはじめて硬くなるので 年単位の時間が必要です。 エサですが、彼らが本来食べているものは低蛋白高繊維食、GОさんのご指摘 どうり野草が一番です。 その他緑黄食野菜を中心にその季節の野菜を5種類以上をとりまぜて、 カルシウム剤は毎回、ビタミン剤は月に2回、と数年前に来日して講演して くださったアメリカの爬虫類専門医Dr.Fryeがおっしゃておりましたが、日本 とは異なり 十分な太陽の恩恵を受けられるところでのことなので、月2回の ビタミン剤では日本の環境では少ないのではと思っています。 いずれにせよビタミン剤とカルシウム剤は同じ物とは思わないでください。 紫外線のことですが、GОさんがご指摘どうり太陽光に勝るものはありません。 フルスペクトラムライトですが、日本で手に入るもののなかでは、 レプチサン5.0、パワーUVが紫外線量が多いようです。 これとて1燈や2燈では雨の日の紫外線量にも及ばないこともあるので安心は できません。また光の強さは距離に逆比例して弱くなりますし元のエネルギー 量がないのでなるべく近くで使ってください。 その他メタルハライトランプなどもありますが省略します。 日本では否定的ですし手に入らないのですがブラックライトブルーライト(BLB) もDr.Fryeはお勧めでした。 リクガメの保温ですが、その構造つまり甲の中の半分近くが肺であることから 環境温度、つまり空気が冷たいと呼吸することにより体が冷やされてしまい ますので十分な体温が保てませんので注意してください。 体重ですが 頻繁に測って見るとオシッコの量や 消化管内のエサやウンチの 量で数百グラムは増減しても元気食欲が普段と変わりなければ心配いりません。 もっと長いスパンで観ると波線が右上がりになっているはずです。 ケズメはこの代謝性骨疾患ともう一つ膀胱結石が多いので注意してください。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |