獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200211-8

栄養?
投稿日 2002年9月5日(木)22時33分 とこまだしよ

カメ太 さん

すみません、脅かしすぎました。淡水肉食魚用のエサといっても
メチャメチャ高い訳ではありません。
爬虫類のエサ代が、毎月結構になる私にはちとキツイですが。(笑)
とは言っても、もし食べてくれないとガックリきますので、最初は
最小単位で購入ください。

えさの私なりの選び方ですが、魚用のエサであれ爬虫類用のエサで
あれ、成分表示等がしてある物を選んでください。
成分表示には、粗蛋白質が何%、粗脂肪が何%と言うように表示
されています。
幸い魚のエサにしろ、爬虫類用のものにしろ、脂肪分が高いものは
あまりないので、蛋白質のところを見ます。
アカミミであれば、これが高いもののほうが栄養的によいでしょう。
次に原材料ですが、ここの表示は配合割合が高い順に書いてあります。
例えばホワイトフィッシュミールやエビミールなどの動物が最初の方に
多く書いてあるもののほうが、小麦粉や大豆カスなどの植物中心のもの
より、同じ蛋白質35%でも動物性蛋白が多く、アカミミには向いている
かなと思います。

レ○トミ×に関しての話しでは、正直私には情報がありません。
ただ、そのサイトの話しのように、もし皮膚病の問題があるとすれば、
それはまず環境を疑うべきです。なぜなら、そのエサを与えていても
全く皮膚病にした事がない、ニホンイシガメの飼い主は沢山いるでしょう。
逆に、そのエサでなくても、水質が悪ければ、いくらでも皮膚病にできます。
また、カメ太さんのようにそのエサ中心でも、健康に、何年も冬眠までさせて
飼われています。
状態が分からないので、何とも言えませんが、私が思うに、短期間にあまり
負荷をかけて栄養状態をよくするより、秋まで少し頑張ってみて、それでも
心配であれば、カメ太さんも言われている通り、室内越冬、あるいは保温飼育
で持っていくのが無難かもしれませんね。

ほんの1例ですが、私が行っている室内での冬眠方法です。
甲長20cm位のカメであれば、30〜40
cm×25〜30cmくらいのコンテナボックスや収納ケースでも大丈夫です。
水は甲が十分浸かる程度、しかし、首を伸ばせばすぐ水面、程度にして、11月
12月くらいまでは、2〜3週間に1回水換えをします。1月から3月くらい
までは1〜2ヶ月に1回水換えをします。
これは暖かいほど水質が悪くなりやすいからで、水の状態を時々チェック
しましょう。
この際カメは、真冬でないかぎり、ゆっくりですが動きます。
置く場所ですが、出きれば5〜10℃位の安定した暗い場所が良いのですが、
一時的に15℃位あるいはそれ以上になっても大丈夫です。
同じ室でも床に近いところより、天井に近い方が温度が高いので、
私はあまり使っていない部屋で、日によっては結構冷え込む北側の、
視線より上に置いて温度の安定化を図っています。
これはその地方、部屋の造り、利用具合で異なりますので、工夫して
ください。温度が心配であれば、デシタル式の最高最低温度計が¥1000
もしないくらいで売っていますので、それを使うと尚安心です。

長くなってしまったのでこの辺で・・・。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。