確かに少々こそばい感じもありますが、別に立場として敵対しているわけではなく、見解が異なる対象がある、というだけでしょうから、フォローありがたくお受けいたします。

　意見が異なるといえば、原則的に、プロキオンさんは野生動物の飼育に反対、であり、私は賛成であります。これだけ取り上げると正反対ですが、私にしても無制限に自由に飼育してよいと主張するわけではなく、まさに今回のように、自他区別せず、 domestication の程度に応じた倫理性を求めており、そうなると「野生動物の安易な飼育には反対」になり、乖離は縮まってきます。

　プロキオンさんが丸くなられたこともあるでしょうし、私の書き方が獣医師広報版向けにリファインされてきたもあるかもしれませんが、お互いに何度も相手の書き込み（自分に対するものに限らず）を読むことから、スタンスの真意や言わんとすることのニュアンスが判ってきた、というような部分もあるのかもしれません。

　というわけで、フォローしてくださったごとく、町内がにぎやかになるのに反対することなどありません。ただ、それが意図的でない場合でも、〈様々な点で大切なことを〉に抵触する類の「がんぜない振る舞い」が、飼われる動物はむろんのこと、本人以外の町内の人間にも波及することがあるから、好きにしていいよ、とは言い難い。
　みんな頑張って勉強しようぜ、後発組は始めたのが遅い分大変なところもあろうが、先人の成果を利用して同じところまではラクに到達できるのだし、余力を使えばもっと先にまでいけるはずだよ、ガンバレ、てなところです。

　その上での技術論ができればなお好ましいですね。
　個人的には爬虫類でも相当に低温にさらすほうですが、その手法の良し悪しの勝ち負けのに陥らなければ、方法論のメリットデメリット、ひいては適応すべき状況、既存の多くの解説が（私から見れば）高温よりである背景、などなど、いろいろな発見ができそうですから。