爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200603-89
reクリプト&サルモネラ |
投稿日 2006年3月16日(木)20時47分 投稿者 はたの
>石橋さん こちらではお初ですね。どもです。いただいた賀状にお返事もせずにごめんなさい。 (以上私信失礼) 本気で濾過でミドリガメ飼うとすると、180センチ水槽では足りないでしょう。水産用のタンクでも持ってこないと。あるいは、180センチ水槽に対して数トンの濾過装置を用意するか。水ガメに対して濾過でNOxほぼゼロの「各種細菌がバランスよく生活できる」水を作ることを考えるとクラクラします。 生体外でのクリプトの生残性ってどんなものなのか、というあたりにキモがありそうですね。オールインオールアウトするにしたって、陽圧チャンバーとはいかないでしょうから、「意識の高い飼育者なら無理なく長期間励行出来る」範囲の感染予防で足りるのかどうか・・・ サルモネラ。やりとりしているうちに、「有名さ」が効いているような気がしてきました。リスク管理は、ごく粗にはヒト一人の死亡を1単位として、「発生確率×発生した内の死亡にいたる確率」で計算されるべきもので、この基本に則れば、サルモネラ菌による死亡リスクは、サバ缶によるアナフィラキシーとか、イヌ咬傷による死亡とかと同レベル、つまり年に一人内外、であって、数十人から100人以上が死ぬスズメバチとか、数十人が死ぬ落雷などよりは1〜2ケタ小さく、10年に一人ぐらいの毒蛇による死亡より1ケタ程度大きい、といったものでしょう。 小中学校でカメの飼い方に気をつけるぐらいなら、全小中学校にエピネフリンを置く方が、同じぐらいのコストでもリスク減少効果は大きいように思います。 何より、放射線物質とかややこしい化学物質なんかはともかく、生き物系に関しては、多少の不潔に耐えられるように鍛えるほうが望ましいと思っています。免疫不全でもないのに「インターナショナル・ベルベット」ごっこをやっても始まりません。常在菌の排除は、はじめるとキリがありませんから。 |
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