獣医師広報板ニュース

馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200212-30

骨瘤
投稿日 2001年7月12日(木)18時47分 sutemaru

骨瘤、管骨瘤、管骨骨膜炎(ソエ、第三中手骨炎)、これらを原因や現れ方等で細かく区別してゆくと、一つの答では無くなって来ます。
装蹄に関しては、私の考え方は、装蹄で跛行や脚の痛み、病気等を治してもらえる技術と思っています。
ですから、お互いに何が原因かを調べて、納得の行く治療法、装蹄療法を行って、馬を健康な身体にして行く事が大事と思っています。
それにはお互いに信頼が無いと出来ません。
信頼を持てるようお互いが努力をして行く事が、結局馬の為になるのですものね。
各々の競馬場、乗馬学校、各々に装蹄師さんやその機関の方法はあると思います。
それに関しては何とも言えませんが、人間同士なのですから話し合いをする事はきっとできると思うのです。
目的はただ一つ、馬の健康ではありませんか。
話し合いで馬が具合が良くなれば、装蹄師さんだって乗り手だって、そして一番おおもとの馬にとっても嬉しい事なのですから、そこは頑張って主張する所は主張されて良いと思いますよ。
お世辞を言ったり、機嫌をとったりしないとして貰えないと思うと、先方も気持ちよくしているとは思えない気持ちもしてしまいます(勿論、人にもよるのでしょうが、私はそのような態度をとられるとかえって恐くなってしまいます)。
出来る技術を持っているのでしたら、どの人も出来る限りをしていて、決して手を抜く事はしないでしょう。
もし、骨瘤が装蹄によって出来ているとしたら、装蹄をしなおして(モーグリさんもその結果良い結果も出たりして居るのですから)貰うようお話してみる事だと思います。
しろうと考えでは判らないと思えば、専門科に説明を納得行く迄してもらう事だとも思います。
今回は質問の答にはなっていませんが、ちょっとコメント付けにくい所もありましたので、一般的な考え方をまず書きました。
装蹄療法で治る骨瘤と判断されたら、早くその旨を関係者にお話してみる事だと思います。
それ以外の原因と思える時は、まず骨瘤というものでもどの原因によるものかを考えなくてはならないと思います。


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