獣医師広報板ニュース

馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200212-29

削蹄について
投稿日 2001年7月11日(水)22時58分 モーグリ

>蹄について大変興味深く勉強になります。
 私の馬も、骨瘤が出来ていて困っています。初めは左後肢の内側にありましたが、とことん運動後に冷やして薬を塗りこみ半年かけて治してしまいました。
 出っ張っていたのが殆どわからなくなった頃から今度は右後肢に・・・。
 調教後、ご褒美にと麦などを多めにやったのがあだになったのか濃厚飼料が多いと骨瘤になるというのを忘れていて・・・。
 また、やはり削蹄に疑問があって、毎回角度や削り方が違うのです。だから、2週間くらいは球節に熱があったりします。
 特に、疑問に思うのに、鉄尾の部分が外側は蹄叉から外れているのに内側は蹄叉の上に乗っかっている状態なのです。
 骨瘤がひどくなった部分の鉄は特に完全に蹄叉を抑えている状態で、運動していると途中から疲れて引きずったり、つまずいたり・・・。
 初めは、イレギュラーな運びをしますし・・・。削蹄も、数ヶ月前までは、後肢と前肢の作業日が違っていて人も違っていて。
 お弟子さんの練習を兼ねていました。(今は、お弟子さんは辞めたようですが)。
 友達の馬は削蹄後フレグモーネになりました。
  プライドの高い装蹄師さんなので、うかつな事を言うともうやってもらえないし、それとなく
 機嫌をとりながら、お世辞を言いながらおだてながらミスのないように拝みます。
 前回は、具体的に蹄叉にのらないようにお願いしたところ少しマシになっていました。
 すると単純な物で、MY HORSE はバランスバックし、後肢の上がりもとてもよくなり、
 踏歩変換の連続にもスムーズにこなせるようになり、しかもバランスバックでかなりの
 負担を後肢にかけているにもかかわらず骨瘤の熱もなくなり、少し小さくなってきている。
 外向きに立つようになっていた後肢もすこし矯正されたような・・・。
 餌も優駿とチャフへ―ジを控えめに与える程度にしています。今は少し米油を加えていますが。
 今でも、とりあえず運動後は患部をすぐ冷やしています。
 こんな削蹄が・・・・原因なのかどうかわかりませんが、自分でどうしようもない原因で故障するのは
 なんとも言いがたい苛立ちを覚えるものです。フレグモーネで20万の治療費がかかりました。
 

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