獣医師広報板ニュース

馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200612-81

放牧中の蹄の件、菅平の放牧仲間さんでしょうか。
投稿日 2006年8月30日(水)22時33分 投稿者 toshiki

NMさん。しばらく広報板をみないでいましたら、菅平にポニーを放牧しているとのこと。私のポニーたちは管理小屋の四阿山がわの管理道路上側におります。私のポニーは白と茶のまだらと濃い茶(黒)の体高125センチほどの2頭のポニーです。シェットランドの金太郎と今年生まれたばかりの黒いポニーが一緒です。放牧区域が違うのでしょうか。今度お会いできたらいいですね。
ところで、蹄の管理ですが、菅平の放牧では草地が多いため、蹄が減る量はとても少ないようです。また、石がほとんどないため、蹄の裏にはさまっていることもないようですし、地面も比較的乾燥していますので、フロッグも腐敗することはないようですので、病気の心配はないでしょう。
ハルカ(25ヶ月)はまだ子供のせいか成長が早く一ヶ月に1センチ近く伸びますので、最低1ヶ月に一度は蹄を削らなくてはなりません。
私も10日から2週間に一度は菅平に訪れております。NMさんのポニーがピックアップのしつけができていれば、NMさん立ち会いの下、蹄を削ってあげてもよいですよ。須坂の坂田さんの金太郎の蹄は7月に切ってあげましたが、まだそんなに伸びていないようです。
蹄の管理を馬鹿にしないでください。私のハルカの母親は、蹄の管理が行き届かず、蹄葉炎で苦しんでなくなりました。そこまで行かなくても、蹄の角度で歩き方がすごく変わります。ポニーの蹄はサラブレッドより厚くねばり強いので素人が蹄を削っても失敗することはほとんど無いようですから自分で道具をそろえて削ってみたら如何でしょうか。(当然書籍等で蹄の勉強をしてからになりますが。)
放牧は、3才までは年間最低6ヶ月、それ以降でも年間2ヶ月の放牧が、馬の肉体的、精神的な健康や、正しい集団生活を身につけるために必要であると書いてある書籍が多いようです。(日本では実際には難しいかも。)

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