野生と自然掲示板過去発言No.4000-200203-20
ヒキガエルの脱皮 |
投稿日 2002年3月5日(火)12時23分 プロキオン
>kaさん ヒキガエルは脱皮します。これは、某県立高校の化学の先生が飼育観察してい るうちに気がついて、文部省の研究補助金をうけるまでに至った論文になって いるそうです。 生物の先生ではなく、化学の先生というところが、自然は誰の前でも公平に開 かれているようで良いですね。 研究内容は、脱皮する条件として気温や湿度との関係をまとめたもののようで す。脱皮という行為そのものは、4月から10月までの活動期に6〜7回観察 されたそうです。 まず、体中から粘液のようなものを分泌して、それが背中の脊椎にそって、割 れ目が入り、半身ずつ瞬間的に脱いでしまうのだそうです。脱皮は後肢、腹部 前足の順に行なわれ、最後に脱いだ皮を食べてしまうのだそうです。 最初の粘液の分泌というのが、まるでガマが油汗をかいているように見えたと 言う話が載せられていました。 繁殖期以外には鳴かないので、近所からの苦情はあまりなかったというのと、 あまり水のないところでも飼育できたのでたすかったともありました。別の方 の話でも銀座で虫をたべているガマを目撃した例もあるようです。 ヒキガエルも同じく3月上〜中旬にかけて、一度冬眠からさめて産卵を行ない その後、1月くらいの浅い冬眠に入るようです。これは春眠とよんで区別する 意見もあるようです。 こちらのBBSでは、ちょうど今がその時期のようですね。さあ、どなたか今 年の夏にガマの脱皮を写真に納めようという人はおりませんか? |
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